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トレモロ/リングモジュレーターの仕組み

音とエフェクト
音とエフェクト
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今回はトレモロとリングモジュレーターの仕組みについて書いていこうと思います。

前回の「コーラスの仕組み」はこちら↓

トレモロ/リングモジュレーター

この2つはだいたい同じ仕組みでできています。

トレモロ

トレモロはようするに音量が上下するエフェクトなので、

VCAにLFOをかけているわけですね。

ですが、CdS(光を当てる量で抵抗値が変わる)をつかった光学式のトレモロもあります。

こんなかんじで、ランプの光量をLFOで上下させることで

CdSの抵抗値を上下させているわけですね。

これが元の波形として、

↑ゆっくりなトレモロ

ゆっくりトレモロをかけるとこんな感じです。

↑速いトレモロ

リングモジュレーター

これが、はやくトレモロをかけるとだんだん合間が短くなって、

↑可変させてみました

波形が変形していきます。これがリングモジュレーターです。

↑リングモジュレーター

リングモジュレーターのところで固定するとこんな感じです。

これはどういうことかというと、

トレモロの波がとても速くなることにより、波形の間が認識できなくなることで

あたかも赤い線の波形が鳴っているように聴こえるようになるという現象が起こったためです。

この結果は原音の波形とLFOの波形の周波数の和の音と差の音を混ぜたものと同じものとなります。

よって、非整数倍音が得られるということです。これをAM変調といいます。

ちなみにLFOの周波数を高くしていろいろ動かしてみるとこんな感じです。

リングモジュレーターはわりと理解するのが難しいエフェクターですね。

まとめ

・トレモロは音量が上下する

・リングモジュレーターは音量の上下を速くした時に生じるAM変調を利用している

こんなところです。

ちなみにMoog - moogerfooger MF-102 Ring Modulatorについてはこちら↓

次回はピッチシフターについて書いていこうと思います。

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