今回はGRAPEVINEの15thアルバム「ROADSIDE PROPHET」について書いていこうと思います。
前回の「BABEL, BABEL」はこちら↓
ROADSIDE PROPHET
鮮やかな赤い花がいい感じにぼやけているのがきれいなジャケットですね。
初回版は絵のカードが何枚もあって裏が歌詞になっています。
1.Arma
スローでホーンの音が華やかな曲ですね。ギターの伸びやかなフレーズに高揚感があります。
Aメロはボーカルのリバーブが深めにかかっているのがわかります。
「物語は終わりじゃないさ すべてを抱えて行く 愛しみがまだわからない とは言わせない そう思うのさ」
このフレーズがいいですね。全体的に暖かみのある曲です。
2.ソープオペラ
モノのシンセのキュピキュピした音から始まるややディープな曲ですね。
右のリードギターにリバーブが深めにかかっているような気がします。
特にサビのあたりは後ろの演奏がとても濃い空間になっていますね。
3.Shame
からっとしたギターとベースのフレーズが印象的なイントロです。
間奏はかもめの鳴き声をうまくギターかシンセで再現していますね。
その後にはベースにフィルターをかけた音がなかなかえぐいです。
テンポ早めなノリのいい曲ですね。
アウトロはシンセとリングモジュレーターをかけたようなぷわぷわした音がおもしろいです。
4.これは水です
キラキラとしたギターとチェロの音が優雅な曲ですね。スローで浮遊感があります。
ドラムの音がヘビィで沈むような感じがあります。
「何者も悔いたもれ あの世のせいこの世の前」
のところでベースとボーカルがユニゾンするのがおもしろいですね。
ギターソロはスライドが効いていて粘りのある感じです。
5.Chain
アコギ弾き語りから始まるどこか哀愁のある曲ですね。
Aメロにはボーカルにディレイがかかっているのがわかります。
間奏はシンセの音が少し暴れていますね。
6.レアリスム婦人
パリッとしたギターのリフとシンセソロが目立つイントロですね。
Aメロはギターの単音が終始鳴っています。サビは4つ打ちダンスビートって感じですね。
間奏が終わったあたりでフランジャーが出てきたりボーカルとギターがユニゾンしたりするところがおもしろいですね。
7.楽園で遅い朝食
のっそりとアコギではじまる重ためな曲ですね。
やっぱりAメロのボーカルにはディレイがかかっていますね。
Bメロの裏にはワウをゆっくりと使ったギターが耳に入ってきます。
ギターソロもワウがふんだんに使われていますね。
8.The milk(of human kindness)
最初のボーカルが終わったあとの間奏ではスライドギターがとてもファンキーですね。
中盤からはギターの歪みが分厚い音になっていて迫力があります。
ギターソロもスライドの効いたギターです。
後半のちょっとしたドラムソロの音が重たくていい感じ。
9.世界が変わるにつれて
こちらもフロアタムの低音が効いたスローで浮遊感のある曲です。
トレモロのかかったエレピが地味ですが良い働きをしていますね。
なんだか相対的にギターの音がハイ強めでキラキラして聴こえます。
10.こめかみ
この曲のアルペジオGRAPEVINEの他の曲で聴いたような気がしますね。
2回目のAメロはベースのフレーズが目立っています。なかなか重たくていい感じだと思います。
ギターソロはディレイをふんだんに使ったなかなかカオスな音になっています。
バックにはフランジャーのかかった音もありますね。
モジュレーションの深めにかかったオルガンの音もなかなかサイケデリックです。
11.聖ルチア
最後は割と軽い感じの曲ですね。ギターの音も明るい感じのような気がします。
間奏のギターソロはクリーントーンでピュアな音をしていますね。
Bメロと最後で聴こえるモジュレーションはユニヴァイブの音かな?
まとめ
全体的にスローでずっしりとした曲が多いですね。
GRAPEVINEは割と昔からそうだったのでまあいつもどおりってところでしょうか。
前作よりはスタンダードなアルバムだと思います。
次回の「ALL THE LIGHT」はこちら↓
今月のプラグインセール情報をまとめてみました。
よかったら見ていってください。
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