今回はDream Theaterの8thアルバム「Octavarium」について書いていこうと思います。
前回の「Train of Thought」はこちら↓
Octavarium
謎の目玉が地面から出ているちょっと不気味なジャケットですね。
今回はコンセプトアルバムではないようです。
1.The Root of All Evil
シンセのワウワウとした音や嵐を再現したようなゴロゴロとしたフロアタムのイントロから印象的なベースの効いたギターとのユニゾンリフで始まるヘビィな曲ですね。
曲の中盤で「This Dying Soul」のフレーズが入っているのも面白いですね。
そのあとのシンセソロはかなり複雑な音像になっていてサイケデリックです。
その後のギターソロはやや目立たない音になっていますがこれはおそらくわざとでしょう。
ラストのピアノの響きが綺麗ですね。
2.The Answer Lies Within
小鳥のさえずりが聞こえる環境音のようなSEで始まる悲しげなバラード曲ですね。
ピアノの音がしっとりとしています。途中からアコギとストリングスも入ってきますね。
間奏のソロは珍しくヴァイオリンが担当しています。哀愁がある響きですね。
最後のピアノは割とシンプルに少ない音で締めています。
3.These Walls
イントロのギターの音はゴリゴリな歪みをしていますね。ファズっぽいです。
シンセのフレーズはシーケンスのような感じでいかにもシンセっぽい音ですね。
Aメロはハイハットの刻みがとても細かいです。サビ前にフランジャーのかかった音がちらっと出てきますね。
サビのバックにもシンセがよく出てきますね。
ギターソロはちょっとレトロな歪み方をしているような気がします。ちょっと今までと違った音ですね。
曲は6/8拍子でちょっと切ない感じの雰囲気かなと思います。
ラストはアタックの強いストリングスのキーボード音のフレーズが終わった後に心臓の音とチクチクという時計の音が鳴るパートで次の曲に繋げていますね。
4.I Walk Beside You
前の曲から繋がるチクチクという時計の音で始まりますね。
メインのスタッカートの効いた音はキーボードなのでしょうか。ギターミュートの音にも聴こえますね。
サビはやや珍しく爽やかな感じです。開放感のあるアレンジになっていますね。
最後のパートはボーカルのキーが高めになって高揚感があります。
5.Panic Attack
バネが跳ねるようなベースの音からギター、キーボード、スネアのユニゾンで始まる激しい曲ですね。
開放弦を使ったリフがなんとも耳に残りますね。
Aメロはかなりの変拍子です。
キーボードのソロはディレイがかかっていたりしてなんだかすごい旋律になっていますね。
ギターソロもディレイが薄めにかかっています。ユニゾンパートも聴いていて面白いフレーズですね。
ボーカルが裏声になるところがなんだかオペラっぽい感じがします。
最後の音をPANで左右に振って徐々に終わってからエレクトロニカっぽいシーケンスフレーズパートに入ってそこから次の曲に繋げています。
6.Never Enough
最初の歪んだベースのような音はシンセベースでしょうか?かなりえぐい音ですね。
こちらもユニゾンで開放弦を使ったリフを刻みますね。
こちらもAメロは鬱屈したメロディーですがサビは後半に少し開放感のあるメロディーになります。
間奏はこれまたシーケンスのようなフレーズから開放弦を使ったギターソロに入りますが、
このフレーズMuseの「Hysteria」のギターソロをテンポ上げただけにきこえます。
当時Museに影響を受けていたようなのでそうなっているんじゃないかなと思います。
開放弦を使ったリフもそれっぽいですよね。
その後のユニゾンは超絶技巧フレーズですね。Dream Theater最難という声もあるとかないとか。
ラストは歪んだギターの長いサステインが畝っていますね。その後に謎の喋り声が入っていますがこれが次の曲に繋がります。
7.Sacrificed Sons
喋り声から入りますがこれが急に止まりピアノの音でイントロですね。
前半はバラードっぽいです。Aメロ後半では右から聴こえるギターがワウを使ってなかなかえぐい音になっていますね。
途中からリフがどーんと入ってきてちょっとヘビィな感じに。キーボードソロはチェンバロの音でしょうか。荘厳な響きですね。
後半のギターソロはアームとディレイを使ってなんだかカオスな感じになっています。
8.Octavarium
24分というかなりの長尺曲です。3分50秒あたりまではディレイのかかったギターのフレーズが続きますね。
その後にぶよっとしたシンセのリード音がきますが、そこからさらにアコギ主体のパートに入ります。なかなかボーカルが入ってきませんね。
ボーカルが入ってきますが、入ってきてしばらくは優しい感じで歌っていますね。どちらかと言えばバラード調の曲です。
そこからシンセソロになってからはテンポがちょっと速くなって雰囲気が変わりますね。
バックがオルガンのパートはなんだかシリアスな雰囲気になります。
その後には早弾きギターソロにアコギソロがあったりでやりたい放題なカオスパートが続きますね。
ですが最後のパートはゆったりとかつ壮大な感じで曲を締めています。
まとめ
改めて聴いてみるとエレクトロニカ要素が強いですね。
前の曲の最後の部分が次の曲の最初に繋がるという展開が多いような気がします。
前作のようにヘビィな曲もありますが少しそれまでのDream Theaterに戻ったような気がします。
自分はこのアルバムが前作と共に最初のDream Theaterだったので聞き慣れた感じがありますね。
次回の「Systematic Chaos」はこちら↓
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よかったら見ていってください。
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