今回はTK from 凛として時雨の1stアルバム「flowering」について書いていこうと思います。
flowering
青い背景に半透明のTKさんが写っている清涼感のあるジャケットですね。
ぼやけた光が幻想的です。
1.flower
アコギのアルペジオとピアノがきれいなイントロですね。ピアノはリバーブの響きがいい感じ。
ボーカルはダブリングがかかっているように聴こえます。ハイトーンボイスが映えますね。
日向さんのベースはかなり中域が強めで目立つ音をしていると思います。
2分57秒あたりの開放弦を使ったギターの単音リフが複雑ですね。
ラストの音圧のあるリフからスネアで締めるところがお気に入り。
2.Abnormal trick
ガレージで弾いているようなリバーブのかかったギターリフではじまるやや激しい曲です。
最初のボーカルパートが終わってから入ってくるギターはサイレンのような音をしています。
1分47秒あたりからのピアノがきれいな音をしていますね。
3分15秒あたりからのギターソロのパートはとてもエモーショナルです。
3.haze
イントロはおそらくアコギのアルペジオですがちょっと普通のアコギの音っぽくないですね。と思ったらライブでは12弦で弾いているようです。
この曲のAメロでのBOBOさんの8ビートがシンプルながらもうまいなと思います。
TKさんのウィスパー気味なボーカルがいい感じですね。
後ろの方のパートはスネアの連打がとても激しくて息が詰まる感じがします。
4.phase to phrase
ピアノではじまる音像が複雑な曲です。ギターはコーラスがかかった音のような。
この曲はボーカルが引っ込んだMIXになっていますがそこがいいところですね。
サビはフロアタムの音がヘビィーです。
音の壁が分厚くて迫力のある演奏になっていると思います。
5.white silence
ピアノとアコギのアルペジオがメインの静かな曲ですね。
全体的にリバーブが深めになっています。特にボーカルがわかりやすいです。
中盤に入っているギターソロは歪みが強めでノイジーで激しいですね。
後半に出てくるゲストボーカルの方は湯川潮音さんです。
6.12th laser
ギターのストロークではじまる勢いのある曲です。
サビは裏のヴァイオリンのフレーズがいい感じですね。
この曲は凛として時雨に割と近いような気がします。メロディーラインがポップですね。
ラストのベースはパウパウしていますがこれはエンベロープフィルターなのでしょうか。
7.film A moment
TKソロ1stシングルとして発売された曲ですね。
Aメロはアコギのアルペジオがテンポ良く入ってくるのが面白いポイントです。
静と動を繰り返す壮大な構成の曲だと思います。
4分18秒あたりからヴァイオリンがソロっぽいことをしますがこういうのはバンドではなかったソロならではの要素ですね。
最後の方のパートはクラッシュの連打とギターが大迫力です。
地味に345さんがコーラス、ピエール中野さんがギターで参加しているようです。
8.daylily
ピアノ主体の清涼感のあるインスト曲ですね。
なんとなくですが高音ほどリバーブが強くなっているような気がします。
1分19秒あたりのピアノの音がきれいですね。
9.fourth
アコギの弾き語りではじまるしっとりとした曲です。
中盤からドラムが入ってきますが今までの曲と違って優しい叩き方をしていますね。
ライドシンバルの響きがうまく録音できていると思います。
ささやくような歌い方がきれいですね。
10.sound_am326
一応隠しトラック扱いのようですね。アコギ主体のインスト曲です。
確かに最後にある終曲っぽい作りになっているような気がします。
フィンガリングノイズがしっかり入っているのが生々しいですね。
こっそり入っているピアノとTKさんの声がポイントだと思います。
まとめ
透き通ったガラスみたいなアルバムだなと思います。
BOBOさんの正確で粒の揃ったドラミングが思いの外雰囲気をバンドとは変えているような気がします。
それとあまり目立ってはいませんがヴァイオリンの存在がまたバンドとの差を作っているかもですね。
音数が多くバンドと比べると繊細に曲が構成されているように感じます。
次回の「Fantastic Magic」はこちら↓
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よかったら見ていってください。
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