今回はMogwaiの「Come on Die Young」について書いていこうと思います。
前回の「Young Team」はこちら↓
Come on Die Young
Mogwaiの2ndアルバムです。
ジャケットの顔が怖いですね。
1.Punk Rock:
怪しいアルペジオとラジオの声がなんとも不気味な曲です。
シューという効果音も不安感を掻き立てられますね。
それにしてもどこらへんがパンクロックなんでしょうね。
→このラジオの声はイギー・ポップさんがパンクについてTV番組で話したものらしいです。
こちらが元ネタの動画のようですね。
2.Cody
暗くも優しい感じの曲ですね。
この曲はボーカルが入っています。この静かに歌う感じが好きですね。
あと、このスライドギターぽいけどそうではないミューとしたギターソロの音がいい感じ。
3.Helps Both Ways
ギターの繰り返しフレーズで進行していく曲ですね。
ドラムの音のリバーブがとても自然で大きな部屋で録音したみたいになっています。
これは本当に部屋鳴りなのかエフェクトなのか気になるところ。
この曲も後半に喋り声が入っていますね。
最後のギターしか鳴っていない静かな所がお気に入り。
4.Year 2000 Non-Compliant Cardia
この曲は4/4と2/4の繰り返しですね。6拍子かもですが。
しばしば入るキュルキュルという音はどうやって作っているんでしょうね?
ディレイの発信音なのかシンセなのか・・・
このなんていうか荒涼とした感じがMogwaiの持ち味だと思います。
5.Kappa
なぜかタイトルが河童。
この曲はバッキングの繰り返しを聴く曲ですね。乾いた音がいかにもテレキャスターって感じ。
合間には弦をこすったようなカリカリとしたノイズやハーモニクスの音が聴こえますね。
ギターの歪み轟音ときれいな主旋律を奏でる鉄琴の音が同居しているところがいいんですよね。
繰り返しながら音がエモーショナルになっていく感じが静かに熱いです。
6.Waltz for Aidan
Waltzというタイトルっぽく3連の曲ですね。
この曲もギターの音がどこか暖かいですね。
スネアの音の乾いた音がとても良く録音できていますね。
最後のディレイが効いたギターの小さな音がきれいです。
7.May Nothing But Happiness Come Through Your Door
長いタイトルですね。「何もないかもしれないけれど幸せはあなたのドアを通してくる」みたいな意味でしょうか。(適当訳)
小さな音から始まり、ギターのリフを中心に回っている曲ですね。
小さなエレピっぽい音がきれいです。
途中からギターの音が少しずつ大きくなって歪みが入ってくるところに怖さと熱さを感じます。
アウトロはトレモロの揺れが心地いいですね。
8.Oh! How the Dogs Stack Up
なんていうか歪んだピアノの音とプチプチとしたノイズが不気味ですね。
ちらちらと入る鐘の音もホラーみたいです。
ラストはフェードアウトでひっそりと。
9.Ex-Cowboy
この曲はベースの響きがちょっとだけぬるっとしているところがいいですね。
少しずつきらきらとしたギターの音が大きくなっていって、
轟音に繋がるところがMogwaiの醍醐味だと思います。
静かになったとおもったらまた少しずつ大きくなって2回目の轟音に入ります。こっちはさらにすごい音してますね。
PANで左右に振っている音もあります。そして、静かになって終了です。
10.Chocky
この曲も歪んだピアノの音がメインですね。この曲も3連の曲でしょうか。
ピアノの音が一旦終わると奥の方からの轟音に入ります。
次からは普通のピアノの音ですね。雰囲気はシリアスな感じです。
ギターの音がカリカリです。後半に入るバックの轟音は比較的優しめですね。
なぜかかなりの爆音が最後に入っています。
11.Christmas Steps
この曲はMogwaiの代表曲みたいなところがありますね。
ほぼ無音で始まり、ベースの練習フレーズみたいな感じが少しずつ入ってきます。
そしてギターが入ってきてメインのギターリフが始まります。
とても殺伐とした雰囲気ですよね。Christmasの明るい雰囲気とは真逆です。
そして歪みが一気にきて爆音に入ります。この緊張感がとてもいいんですよね~。
地味にドラムも淡々としたスネアの叩き方をしていてぴったりな感じ。
そしてほぼ無音になってしばらくして終わりです。
12.Punk Rock/Puff Daddy/Antichrist
リバーブのかかったトロンボーンみたいな音がメインの曲ですね。
ベースは一つの音をボーンと鳴らす感じですね。
怪しげなシュワシュワとした音がホラーみたいですね。
まとめ
2ndアルバムのこれが有名な感じがありますね。
暗くも優しくて美しい轟音のアルバムです。
音圧は低めですが、それがプラスになったMixだと思います。
音の隙間がより緊張感を際立たせていますね。
この感じは結構好きです。
ジャケットが微妙に違う2枚組のものもあるようです。
次回の「Rock Action」はこちら↓
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よかったら見ていってください。
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