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CD GRAPEVINE「déraciné」

GRAPEVINE
GRAPEVINE音楽
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今回はGRAPEVINEの7thアルバム「déraciné」について書いていこうと思います。

前回の「Everyman,everywhere」はこちら↓

déraciné

輪郭の強調された白黒の写真が面白いジャケットですね。

déracinéというのはフランス語で根無し草とか、

故郷や祖国から切り離された人という意味だそうです。(wiki)

また、1~3曲目と9曲目は長田進さんがプロデュースに関わっているようですね。

1.13/0.9

パワーコードミュートからはじまるところがなんとなくわくわく感がありますね。

全体的にはスローテンポでちょっと気怠げな雰囲気の曲ですね。

サビでのボーカルが声を張り上げる感じがいい感じです。

最後のキュッていうスクラッチノイズがいい味を出していますね。

2.その未来

いきなりハイテンポで始まりますね。4つ打ちバスドラは珍しいかも。

サビでスローテンポになるところが面白いです。

全体的にベースが忙しい曲ですね。後半の間奏のギターの轟音が好みです。

「だって正しいと思えたことなど 一度だってないだけ」

このフレーズがお気に入り。

ラストのシンセ音がGRAPEVINEにしては珍しいキラキラした音かも。

3.少年

アコギで始まるダウナーな曲ですね。柔らかめなエレピの音が曲にぴったりです。

間奏のギターにかかっているディレイの音がきれいですね。

「照らしてほしいのは そんな遠くばかりじゃなくて 目の前の本当の世界だけ」

この歌詞がぐっときます。

4.VIRUS

エレピのイントロとハイハットの音が特徴的なイントロですね。

Aメロは同じメロディーのリフレインです。なかなか淡々とした曲ですね。

間奏はギターの歪みが強めでなかなかカオスです。

途中でピュピュっていうのが入っているのはなんなんでしょうね?ディレイのディレイタイムを動かしたのでしょうか。

5.REW

ドラムのはきはきとした曲ですね。この曲にもエレピが入っています。

割と軽快なメロディーが特徴的な曲ですね。つい口ずさんでしまいそうです。

サビはライドシンバルの音が目立っています。

ラストのアルペジオの音がきれいですね。

6.放浪フリーク

アルペジオのフレーズが特徴的なゆったりとした曲ですね。

メロディーも伸びやかで暖かい感じです。

「目の前のせいにして ただ過ごしてきた日々で

はずみでそれは 歌になってしまうそれは 風になってしまう きみは」

ここの歌詞がいいですね。

7.KINGDOM COME

イントロは12弦のアコギみたいなキラキラとした音ですね。もしかしたらギターじゃなくてマンドリンかも。

Aメロはなんだか不思議なメロディーですね。そこから思いっきり歌い上げるサビが豪快です。

バックにスライドギターがあるっぽいですが、おそらくスライドバーだと思います。

アウトロはフランジャーのギターとコーラスが入ってきて壮大な感じですね。

ラストのアコギのフレーズもうまく決まっています。

8.それを魔法と呼ぶのなら

エレピのシンプルなバックから始まるバラード曲ですね。

コーラスのかかったギターの音がいい感じ。ドラムの音も暖かい感じになっていますね。

2回目のAメロで入ってくるギターは意外と歪みが強めです。

ギターソロも同じ感じで刺激的な歪みをしていますね。ファズっぽいです。

やっぱりサビのメロディーがきれいなところがこの曲の聴きどころだと思います。

ラストのギターはコーラスがかかったぽい柔らかな音になっていて音の使い方がうまいなあなんて。

9.GRAVEYARD

勇ましいビートのイントロからはじまる力強い曲ですね。

穏やかなAメロから、ちょっとシリアスなサビにつながるのがちょっと意外です。

コーラスのかかったギターやワウのかかったギターが入っていたりでなかなかバックは密度が高いですね。

アルペジエーターのシンセも聴こえてきます。

間奏のギターソロはワウを使った音ですがかなりキリキリとしていますね。

ラストのギターはサステインが長い上に最後のほうがノイズになっていて余韻の残る感じになっていてなかなか面白い感じです。

10.スカイライン

ドラムの軽快なビートとスライドバーを使った伸びやかなギターの音が面白いシンプルな曲ですね。

GRAPEVINEが最後にこういう曲をもってくるのはこれまでなかったかもです。

地味ですが、オルガンの音が良いサポートになっていますね。

歌詞が散文のようで変わった感じです。

ラストはしっとりと終りですね。

まとめ

初期っぽい感じに戻った曲もありますが、しっとりとした曲が多めかなあと思います。

エレピの出番が多めなところがこのアルバムの特徴かもしれません。

wikiによると、今の所メンバー全員がそれぞれの作曲に関わった最後のアルバムなんだそうです。

バンドの曲の作り方も徐々に変わっていくものなんですね。

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次回の「From a smalltown」はこちら↓

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