今回はPulsar Audioの「Echorec」について書いていこうと思います。
Echorec
これはBinsonのEchorecという昔のディスクディレイを再現したディレイプラグインのようです。
緑のレトロな見た目をしていますね。
というわけで今回のバイパス↓
とりあえず、デフォルトだとこんな感じ↓
パラメーター
ディレイのパラメーターとしては、標準的なものが揃っているかなと思います。
左のDISK SPEEDでディレイタイムを決めて、DELAYSで有効化する再生ヘッドのパターンを、
FEEDBACKでディレイ音のループ回数を決めます。
マニュアルによるとDELAYSの再生ヘッドパターンはこのようになっているようです。
DELAYSが1だとこんな感じ↓
DELAYSが12だとこんな感じです↓
再生ヘッドの数が多い方が音が多い分ぼやけた感じになりますね。
ちなみにDISK SPEEDはHOSTモードにもなります。
このモードはDAWのテンポを参照するモードのようですね。
ちなみにTAPボタンを押してディレイタイムを設定することもできます。
右には主に音色を決めるパラメーターがありますね。
DRIVEで歪み量を決めます。
MODEではディレイの方式を変えているようです。
ECHOではシンプルなテープエコー、RIPは再生ヘッドにフィードバックが、SWELLでは録音ヘッドにフィードバックが効くようになります。
ちなみにECHOではFEEDBACKのパラメーターは効かなくなるようです。
VOLUMEはディレイ音のアウトプット音量のようです。
TONEは低域寄りにするか高域寄りにするかを選ぶようですね。
割とわかりやすい変化をしますね。
CONDITIONはその名の通り機体の状態を再現するノブです。
MINTは出荷直後の真新しい状態、GOODは良好な状態のもの、USEDは使い込まれた状態のもののようです。
USEDにすると音の劣化がわかりやすい感じになりますね。
STEREO DRIFTはその名の通りPANのようです。
このパラメーターはステレオトラックでのみ有効になり、左右の遅延のずれなどを再現するようです。
最後にですが、このEchorecではUIのディスク部分にカーソルを持っていきクリックすることができ、
これによりテープを指で押した時にディレイタイムを変化させるという操作を再現できます。
なかなか面白いですね。
まとめ
なかなか暖かい音をしたディレイだと思います。
音の輪郭も程よく残してくれるので使い勝手もいいんじゃないかなというところですね。
パラメーターも気の利いたものが揃っているのではないでしょうか。
2020年4月25日までセールのようです。
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よかったら見ていってください。
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