今回は凛として時雨の2ndミニアルバム「es or s」について書いていこうと思います。
前回の「i'mperfect」はこちら↓
es or s
サイズの大きな白い背景にペンキをぶちまけたようなどろどろとしたジャケットですね。
今作はドイツベルリンのハンザスタジオで録音されたようで、その写真とインタビューが冊子に載っています。
1.SOSOS
ハイテンポなリフが特徴的ですね。織り交ぜられたタッピングがテクニカルです。
曲は凛として時雨の王道サウンドと言ったところですね。
Aメロ後半からBメロにかけてのハイハットが技ありです。
最後スパッと終わるところにスピード感がありますね。
2.Mirror Frustration
ディレイをつかったふわふわしたフレーズが軸になった曲ですね。
なんとなく「a 7days wonder」に近いような気がします。
TKさんと345さんが交互に現れるボーカルのリズムがいいですね。
ところどころに挟まれるギターソロのチョーキングがエモーショナル。
3.Karma Siren
太いギターリフが攻撃的ですね。イントロ終わりのポリリズムがちょっとおもしろいです。
間奏からのディレイを使った柔らかい音が緩急をつけていますね。
ラストパート「もうないよ もういないよ」「感情を返して」の畳み掛けは圧巻ですね。
4.Tornado Mystery
キラキラとしたディレイのギターが綺麗ですね。前曲までとはディレイの響きが違います。
1分20秒あたりからの高速カッティングがテクニカルですね。
1分57秒からのミュートとディレイを使ったフレーズもぷくぷくと独特の音をしています。
その後の間奏も付点8分ディレイをうまく使っていますね。
5.end roll fiction
こちらもキラキラとしたディレイの音が特徴的です。
インタビューで語っていたのですが、イントロ後半からAメロのドラムのパターンは「seacret cm」と同じだそうです。
言われるとそうだなと思いますが案外気が付かないかもしれませんね。
間奏のギターソロはなかなか狂ったようなフレーズですね。ファズがかかっているような気がします。
「変われたって変われないよ 届いたって届かないよ」のフレーズがなんだか切ないですね。
ラストはリバーブの残響を残して締めです。
まとめ
全体的にテンポが早めな曲が揃っていますが、実際のBPMよりも速く感じさせる曲調になっているような気がします。
演奏の密度が上がっているのがそうさせているのでしょうか。
ハンザスタジオの音はやや低域が強めですね。
MIXはやや音圧が高めで楽器の分離が少し良くない気もします。なかなかいい音ではあるのですが。
次回の「#5」はこちら↓
今月のプラグインセール情報をまとめてみました。
よかったら見ていってください。
コメント