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CD 中田裕二「MOONAGE」

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今回は中田裕二さんの12thアルバム「MOONAGE」について書いていこうと思います。

前回の「LITTLE CHANGES」はこちら↓

MOONAGE

黄色みのかかったモノクロ写真が渋いジャケットですね。

下半分の植物は何なんでしょう(詳しくないのでわからない)

そういえば椿屋四重奏時代に「moonlight」という曲がありましたね。

1.ハグレモノ

昭和歌謡のようなマイナー調のギターで始まる暗い曲ですね。リバーブがよくかかっています。

左のギターはたびたびハーモニクスを利用したフレーズがでてきますね。

Bメロあたりからこっそり入ってくるシンセの音がなんとも陰気な響きです。

歌詞もやるせなさを感じさせるものとなっています。

2.尽きせぬ炎

暖かくもどこか翳りのあるイントロですね。ふんわりとしたギターの音はヴィブラート(エフェクター)がかかっているのでしょうか。

右にあるエレピの音ははじけるように歪んでいて儚げな響きをしていますね。

ギターソロはワウが利いていてどこかレトロな音をしています。

最後はやや唐突に終わるところが次の曲に繋がりを作っている気がします。

3.罪人たち

ピアノのイントロで始まるこちらも歌謡曲要素強めな曲ですね。

「生きることで誰もが 罪を重ねてる」

なんてフレーズを始めとして、このアルバムの中でも歌詞が特に暗いような気がします。

ソロはピアノが担当していますね。しっとりとした落ち着きのあるフレーズです。

バックのシンセの音が神々しく鳴っていますね。

最後はフェードアウトで少しずつ消えていくのがこの曲に合っていると思います。

4.ビルディング

この曲もピアノで始まりますね。スローな6/8拍子でしょうか。

最初はほぼバックがピアノだけなのでボーカルにかかっているリバーブがよくわかります。

ギターの歪み方が昔のアメリカンロックみたいですね。

最後のギターソロはバッキングの時よりもリバーブが増しているような。

5.ふしあな

イントロはクラビネットかと思ったのですがWurlitzer(エレピ)だそうです。びよーんとした音をしていますね。

この曲もじめじめと暗い曲調なのですが、サビのメロディーはキャッチーだと思います。

間奏のベースとユニゾンするパートはなかなか面白いですね。

ギターソロは比較的シンプルな音となっています。バッキングのギターはリバーブが強めかな。

こっそりと鳴っているシンセがいい役割をしていますね。

6.真空

イントロのギターはファズがかかっていて滑らかなサステインとなっていますね。

バッキングはミュートしたカッティングの音にキレがあります。

全体的にどんよりとしたメロディーの曲だと思います。

ラストはイントロと同じフレーズが繰り返しのフェードアウトで締めです。

余談ですが「真空」という曲はSyrup16gを思い出しますね。

7.蒼ざめた光

暗いピアノの響きが印象的なイントロですね。

ヴィオラも入っていますがほとんどピアノボーカルだけな曲です。

間奏はトレモロが強めにかかったシンセでしょうか。幻想的に跳ねた音をしていますね。

短めの尺でいつの間にか終わる曲となっています。

8.SEESAW

歪みをかけてなおかつレンジを狭くしたピアノを音がレトロなイントロですね。

このアルバムの中では少し明るめな曲となっていますがどこかやるせなさがあります。

間奏もピアノがメインで柔らかい音を鳴らしています。

アウトロもピアノのみで少しシンセがでてくるだけとピアノが目立つ曲になっていますね。

9.解けない謎

重たいドラムとふわふわとしたシンセの音で始まるどんよりとしたイントロです。

その後のシンセにはフェイザーがかかっているのかな。

メロディーもマイナー調でとても暗いですね。サビ前のバックはワウのかかったギターが目立つように配置されています。

間奏はギターソロとなっていてペンタ中心の中田裕二さんらしいフレーズとなっています。リバーブも深めにかかっていますね。

アウトロはシンセのキラキラ感ある音で飾られています。

10.存在

ピアノのどこか切ないフレーズのイントロですね。

最後の曲らしい、とてもしっとりとした曲となっています。

間奏は一聴するとシンセの音のようですが、どうやらギターの音っぽいです。コーラスとリバーブがかかっているのでしょうか。とてもふんわりとした音になっていますね。

クレジットを見るとピアノとドラムがsugarbeansさんでそれ以外は全て中田裕二さんとなっています。(ドラムのsugarbeansさんとは)

まとめ

全体的に暗くて翳りのあるアルバムとなっていると思います。ですが、同時に暖かさも感じられますね。

「DOUBLE STANDARD」に近いかもしれません。

インタビューを読んでいても今回のアルバムは暗いと語っていたのでその通りになっていますね。

今回はほとんどがピアノで曲を作っていてギターで作った曲は2つくらいしかないとか。

個人的には中田裕二さんはこういう暗いアルバムの方が好みだなあと思ってしまいます。

それと、音圧が控えめになっているのでそれぞれの楽器の音が聴き分けやすくなっているのが上手いなと思います。

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