今回はMansunの3rdアルバム「Little Kix」について書いていこうと思います。
前回の「Six」はこちら↓
Little Kix
やや抽象的だった今までのジャケットと変わりメンバーの写真のみというシンプルなジャケットですね。
セピア調がどこかノスタルジックです。
1.Butterfly (A New Beginning)
イントロは無音が長めでフェードインしてくる1曲目らしい感じ。
ドラムはなんとなく打ち込みっぽいけど打ち込みではなさそう。
ボーカル、コーラスのディレイ・リバーブが深めでふわっとした音像になっていますね。
所々に入っているシンセのピッチベンド感が気怠い空気を醸し出しています。
2.I Can Only Disappoint U
イントロはハープのアルペジオかな?そこからややゴリゴリしたベースが入ってくるところが対照的で面白いですね。
シンプルな8ビートが基調となった穏やかな曲調となっています。
後半からはワウをつかったギターがサイケに響いていますね。
アウトロはボーカルをディレイで繰り返していて余韻たっぷりです。
3.Comes As No Surprise
フィードバック音からアコギで始まるしっとりとした曲ですね。
サビからディストーションギターが入ってきて轟音サウンドに。やっぱりスローテンポにはこれが合いますね。
ラストはシンバルの響きが綺麗に残っています。
4.Electric Man
メランコリックなアコギの音で始まりますね。
1分3秒あたりのギターソロはビブラードが利いたトリッキーなサウンドです。
サビはキラキラとしていてとても暖かいメロディーですね。
2分48秒からのギターソロはアームを使ったり速めのトレモロがかかっていたりとかなり凝った音作りとなっています。
ラストはフェードアウトでしっとりと締めです。
5.Love Is…
シンプルなギターリフのフェードインで始まりますね。
サビはこちらも甘いメロディーとなっていす。コーラスとボーカルの絡みがきれいですね。
ハープとオルガンの音が華やかを演出しています。
6.Soundtrack 4 2 Lovers
イントロはストリングスが大体的に使われていて荘厳な響きですね。
やや明るめな6/8拍子の曲のようです。
2分45秒あたりからの間奏はクリーントーンのギターとヴァイオリンのユニゾンですがなんとなくこの組み合わせは珍しいようなきがします。
ひたすら繰り返されるフレーズがきれいな曲ですね。
7.Forgive Me
ボーカルとコーラス、アコギのみというシンプルな構成で始まりますね。
そこからオルガンが入ってきて華やかに。このオルガンかなり煌びやかな音をしていますね。
この曲もリフレインが中心の曲です。
最後はクリーントーンギターからオルガンのみが残って静かに締めです。
8.Until The Next Life
アコギとボーカルから入ったかと思うとその他パートがすぐに入ってくる始まり方となっていますね。
スネアにかかったリバーブが深めでよく音が響いています。
この曲は短調でやや影のあるメロディーとなってますね。
ラストのピッチシフトディレイを使ったようなキラキラした音に迫力があります。
9.Fool
コーラスの層が厚いイントロですね。明るめで陽気な曲調のように感じます。
2分59秒あたりからのソロはシンセ担当のように聴こえます。意外と珍しいですね。
キリキリとしたバックのギターもいい働きをしています。
ラストもこの音が残って余韻を出していますね。
10.We Are The Boys
これまたゆったりと穏やかな曲ですね。イントロの左のギターの音が好みです。
終始鳴り響くストリングスの音が優雅ですね。
ラストのコーラスの繰り返しはなんとなくフィナーレを思い起こさせますね。
11.Goodbye
なんだか会場で演奏しているような拍手が入っていたりしますね。
ピアノのコード弾きがカントリーぽいです。曲調はこのアルバムらしく暖かめですがどこか哀愁があります。
案外曲展開が変わりますがどれもポップな感じですね。
最後はぶつ切りで終わっているのが不思議な感じ。
次のアルバムが出るかどうか怪しかったそうなのでこの曲(Goodbye)がもしかしたら最後だったのかもしれないと思うと
もしかしたら解散をの気配があったのかも?
まとめ
全体的に甘美という言葉が似合うアルバムだなあと思います。
前作にあった凝った曲展開は特になくて、ひたすらシンプでにポップな曲が揃っていますね。
やや物足りない感じもしますがメロディーはとても綺麗だと思います。
次回の「Kleptomania」はこちら↓
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よかったら見ていってください。
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