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Erica Synths – Zen Delay Virtualについて

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今回はErica Synthsの「Zen Delay Virtual」について書いていこうと思います。

Zen Delay Virtual

シンプルなUIのディレイプラグインですね。

つまみはMXRのエフェクターでよくみるあの形に見えます。

それでは順番にみていきましょう。今回のバイパス↓

デフォルトだとこんな感じ↓

ちなみにZen Delayはaax版がなかったのでKSHMR Chain上に読み込んで使用しています。

↑KSHMR Chainについてはこちら

まず左半分のパラメーターから。

こちらにはディレイの基本的なパラメーターが並んでいます。

DELAY TIMEは3ms〜5sの範囲で設定できるようです。

↑DELAY TIME 長め
↑DELAY TIME 短め

FEEDBACKで繰り返すディレイ音の量を調整します。

↑FEEDBACK 0

左下のDELAY MODEでディレイの種類が選べます。モードの名前は中央にありますね。

↑DELAY MODE 3 TAPE PINGPONG

(以下設定は同じ)

↑DELAY MODE 4 DIGITAL PINGPONG
↑DELAY MODE 5 DIGITAL
↑DELAY MODE 6 VINTAGE

右半分には主にフィルターに関するパラメーターがあります。

VCF CUTOFFはフィルターのかかる周波数を設定します。

↑VCF CUTOFF 10
↑VCF CUTOFF 0

RESONANCEでフィルターを通す回数を設定します。

↑RESONANCE 5
↑RESONANCE 10

DRIVEは歪みの回路ですね。

↑DRIVE 5
↑DRIVE 10

どうやらこのDRIVEはDRY音にもかかっているようですね。

右下でフィルターの種類を選択します。

LP(ローパスフィルター)BP(バンドパスフィルター)HP(ハイパスフィルター)とフィルターをオフにするBYPASSから選ぶことができます。

↑VCF MODE BP
↑VCF MODE HP
↑VCF MODE BYPASS

ここの画面のパラメーターはこんな感じですね。

右上の正弦波みたいなボタンを押すとモジュレーションの設定画面に移ります。

左にあるTIME MODULATIONはその名前の通り、DELAY TIMEにかかるLFOな訳ですが、

どうやらFREQがRATEでLEVELがDEPTHに相当するようです。

↑TIME MODULATION LEVEL 50.0%
↑FREQ 20.00 Hz LEVEL 100.0%

WAVEFORMがLFOの波形ですね。

↑ramp
↑saw
↑tri
↑square
↑pulse
↑notch
↑noise
↑s&h

s&hというのはsample & holdのことでランダムの矩形波みたいなものだと思います。

下のX FMはcross-frequency-modulationとのことですが、FREQつまみにかかるLFOなのかなと思います。

↑X FM 50.0%
↑X FM 100.0%

X AMはcross-amplitude-modulationで、LEVELにかかるLFOかなと思います。

↑X AM 50.0%
↑X AM 100.0%

中央のDIGITAL MODEはDELAY MODEがDIGITALのみで作用するみたいなのでMODEを5にします。

BIT DEPTHはビットレートの操作ですね。

↑BIT DEPTH 4 Bits
↑BIT DEPTH 16 Bits

NOISEはホワイトノイズを加えることでややローファイな質感を与えるというパラメーターだそうです。

↑NOISE 0.0%
↑NOISE 50.0%
↑↑NOISE 100.0%

SAMPLE RATEはサンプリング周波数のコントロールですね。

↑SAMPLE RATE 48000 Hz
↑SAMPLE RATE 1000 Hz

一つ右にRATE MODとありますがこれはSAMPLE RATEにかかるLFOのようです。

↑RATE MOD 50.0%
↑RATE MOD 100.0%

右の列はCUTOFF MODULATIONとなっていますがこのパラメーター構成はTIME MODULATIONとほぼ同じですね。

VCFにかかるというところだけが違うようです。

↑CUTOFF MODULATION LEVEL 50.0%

↑X FM 100.0%
↑X AM 100.0%

パラメーターはこれで全てかなと思います。

プリセット

それではプリセットを試していきます。

↑Gameboy Funk
↑Beach Dub
↑Synced Crush
↑Old VHS

最後に適当にパラメーターを振ってみます。

無難な感じになったかなと思います。

アコギ

少しだけアコギで試してみます。バイパス↓

まずデフォルト↓

↑デフォルト

プリセットを試してみます。

↑Double Take
↑Eigenleben
↑Clean Chorus
↑Psychedelay

最後に適当にパラメーターを振ってみます。

暖かい音になりましたね。

まとめ

フィルターとモジュレーションに関わるパラメーターが充実しているのでかなり音作りに関する幅の広いディレイだと思います。

ただ、それを使いこなすにはシンセ系の知識が必要かもしれません。

とはいえ普通のディレイとして使っても綺麗な感じになるのでそこまで気にすることもないかもしれませんね。

aax版があるといいなと思います。

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