今回は凛として時雨の7thアルバム「last aurorally」について書いていこうと思います。
前回の「#5」はこちら↓
last aurorally
オーロラの写真を元にしたっぽい幻想的なジャケットですね。
歌詞とともにメンバーの写真が収められています。
1.Super Sonic Aurorally
突然イントロなしでボーカルから始まりますね。
全体的に疾走感のある1曲目にぴったりな曲だと思います。
最後のシャウトとシンプルな2ビートに迫力がありますね。
2.竜巻いて鮮脳
ディレイを利用したギターフレーズのイントロですね。そこからつながるベースの低域が利いたリフがなかなかエグい音をしています。
メロディーはTKさんと345さんが交互に掛け合う流れで進んでいてリズミカルですね。
サビはお得意の裏打ちハイハットが用いられています。
最後のフィードバック音で締めるのも恒例ですよね。
3.Marvelous Persona
345さんによるMarvelous Personaのフェードインで始まるのが印象的ですね。
その後のギターリフもキリキリとしていて切れ味のある音です。
間奏はおおむね最初のギターリフの繰り返しですね。
アウトロではそのギターリフが少しずつ変化していくフレーズになっているのが面白いと思います。
4.laser beamer
ピッチシフターを利用した変化球なイントロですね。
これは調べてみた所「MS-100BT」か「Eventide H9」らしいです。
Bメロはアコギのアルペジオの音が入っているのでしょうか。メランコリックな響きをしていますね。
この曲もサビはTKさんと345さんが交互に掛け合っています。シャウトが激しいですね。
最後の音はピッチシフターを下に動かしているのでしょうか。ぶよっとした重たい音をしていますね。
5.self-hacking
ベースだけで始まる曲ですね。Aメロはクローズドリムショットが静かに響いています。
サビは後半の「Nice to meet you It’s you」の繰り返しが印象的ですね。
ここが曲の後半になると「Dive to Truth」に替わるんですのが面白いです。
6.アレキシサイミアスペア
ボーカルからどんとはじまるなかなかヘヴィーな曲ですね。
32秒あたりからのギターリフがなかなか気持ち悪いフレーズでいい感じです。
Bメロはボーカル2人でユニゾンですねちょっとめずらしいかも。ここだけアコギがでてきて拍子が3/4になるのも変則的ですね。
2回目のBメロにはさらに転調まで入ってきています。
4分5秒あたりからのパートはギターがかなり暴れていますね。そこからアコギの静かなパートに移り元に戻るという落差の激しい展開となています。
7.Neighbormind
イントロはミュートとディレイを利用したフレーズですね。
BメロはTKさんの歌い方が優しい感じに。なんだか不思議ですね。バックのギターもフェイザーを使っているのかふにゃふにゃになった音をしています。
1分12秒あたりからのギターソロもディレイがよく使われています。
最後のシャウトから最初のギターフレーズに戻って余韻を残して締めですね。
8.Perfake Perfect
最初のパートはフロアタムが中心のダークな音像です。
2分2秒あたりからのパートはTKさんがかなりのハイトーンになったり発信音が入っていたりシンバルの連打が入っていたりとかなりカオスですね。
この曲も最後前でアコギ中心の静かなパートに移りますね。
そこからカオスなパートに繋がってフィードバック音で強烈な印象を残して締めです。
9.滅亡craft
どんよりとしたギターのリフで始まりますね。
このアルバムでは珍しいスローな曲です。最後の曲だからでしょうか。
4分あたりからの単音カッティングが速いですね。
7分21秒に渡ってゆったりとアルバムを締めています。最後のフィードバックも長くとっていますね。
まとめ
全体的に低域の利いた重たいアルバムになっているかなと思います。
聴いていて気になるのはギターの音の輪郭がなんとなくぼやけている印象があります。
全体的に音圧を上げた結果ドラムが周波数帯域を占めるようになってギターが奥に引っ込んでいるんじゃないかなと思います。
もう少し音圧を控えめにして各楽器の音の輪郭を立てた方がいいように思います。
それと345さんの担当するメロディーが同じフレーズの繰り返しのことが多くてちょっとスリリングさに欠けるような気がしてしまいます。
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