今回はスピッツの17thアルバム「ひみつスタジオ」について書いていこうと思います。

前回の「見っけ」はこちら↓
ひみつスタジオ
謎の機械が目を引くジャケットですね。
表情が柔らかくて面白いです。
1.i-O (修理のうた)
オルガンの優しい音と柔らかいベースの音で始まるゆったりとした曲ですね。
Aメロの最初はほぼエレキ弾き語りとなっています。
2分9秒あたりのフレーズなんとなく聴いたことがあるなと思ったら「心の底から」でAメロ入る前にサックスが担当してるフレーズと少し似てるんですね。
2.跳べ
分厚めなギターリフから始まる勢いのある曲ですね。
「ここは地獄ではないんだよ」のところのスタッカートが利いた演奏に躍動感があります。
全体的にベースの動きが激しい曲ですね。スライドを多用した田村さんらしいフレーズです。
ラストの「跳べ」の繰り返しが耳に残りますね。
3.大好物
イントロの一番最初のエレピフレーズが「初恋クレイジー」にちょっとだけ聴こえます。
サビでちらちらと入ってくるリードギターはコーラスがかかっているのかな。
ギターソロはいかにもシングルコイルのハーフトーンって感じの音ですね。
全体的に穏やかな曲調となっていると思います。
4.美しい鰭
ドラムのフィルインで始まる暖かい曲ですね。ギターのアルペジオはコーラスが強めにかかっています。
Aメロは変拍子ですね。7/8でいいのかな。ハイハットの切れのあるフレーズが耳に残ります。
ギターソロはやや歪みが足されていますね。途中でハモリが入ってくるのがポイント。
トランペットの音も優しい音色をしています。
PVを見たのですが、マサムネさんがレスポールを弾いているのを初めてみたような気がします。(テツヤさんは最近ちょくちょく見るジャズマスター)
と思ったのですが最近「インディゴ地平線」のPVを見たらレスポール弾いてましたね。
5.さびしくなかった
エレキ弾き語りで始まる伸びやかな曲ですね。
あまりAメロBメロサビに明確な差がなくてのんびりとした進行となっています。
ギターソロは歪みが控えめでキラキラとした音になっていますね。
6.オバケのロックバンド
シンプルなギターリフで始まるあやや荒々しいイントロです。
この曲はメンバー全員がボーカルを担当していますが、崎山さん→田村さん→三輪さんの順番だそうです。
三輪テツヤさんの声はわかりやすいですね。ワウのフレーズが入っていますが歌と重ならないように間にあるからライブでも再現できるのかな。
全体的にボーカル慣れてない感があって面白いです。
サビのメロディーは「けもの道」になんとなく似ていますね。
7.手鞠
クリーントーンのギターが爽やかな音をしています。なんとなくハイハットの刻みとスネアのタイミングが「春の歌」ぽいですね
サビはコーラスワークがきれいです。スネアの裏打ちが心地いいですね。
この曲は3分19秒とこのアルバムの中でも最短だったりします。Aメロで終わるのがいい余韻となっていますね。
8.未来未来
ハイハットとマイナーコードで始まる渋いイントロです。コーラスが日本民謡のようですね。朝倉さやさんという方のようです。
ベースの音が全体的にぶよぶよしていますね。エンベロープフィルターを使っているのでしょうか。
サビはギターのアルペジオが綺麗な音をしています。
間奏はこれといったリードパートがあるわけではなくバッキングとほぼ変わらない演奏となっています。
ただ、右ギターにはRate速めのコーラスがかかっていてかなり揺れていますね。
9.紫の夜を越えて
アルペジオのイントロで始まるこちらも暖かい曲ですね。
ベースにはコーラスがかかっていて分厚い音になっています。
ギターソロはクリーントーンにリバーブがかかっていて幻想的な音になっています。
10.Sandie
ピアノの音が跳ねているごきげんな曲ですね。ちょっとフレンチポップスぽいかも。
トランペットの音も優雅に聴こえます。
2分24秒あたりからのギターソロは割りと重ために歪みが乗っていますね。
アウトロのギターソロはチープな歪みが軽い感じによく合っています。
11.ときめきpart1
ヴァイオリンの上品な響きが印象的な曲ですね。
サビは3連符のゆったりとしたメロディーとなっています。
ギターソロはロングトーンで伸びやかなフレーズ。
ときめきpart1というタイトルはpart2もあるのかなという予感を感じさせるものになっていますね。
12.讃歌
マイナーコードで暗めに始まりますね。これがサビになると開放感のある音像になります。
裏の音オルガンかと思ったら多重重ねしたコーラスっぽいですね。佐々木詩織さんという方のようです。
最後のマサムネさんが「ららら」となるパートからはさらにコーラスが分厚くなっていますね。
13.めぐりめぐって
カウントの掛け声から始まる勢いのある曲ですね。
ギターソロもシンプルなフレーズとなっています。1分58秒あたりに「海とピンク」のギターソロの終わり際っぽいフレーズがありますね。
その後に急にテンポが遅くなるのが面白いです。
アウトロは珍しくツインペダルドコドコしていますね。スピッツだとこういうラストのところでしかツインペダルの使い所がないのかも。
まとめ
全体的に穏やかで暖かいアルバムですね。
ゆったりと力を抜いて作られているのかなとおもいます。
最近ライブ映像を見ていると田村さんほとんどピック弾きなんですが、指弾きはあんまりしてないのかな。
前は8割方指弾きだったと思うのですが。最近ライブに行ってないので把握できていないですね。
UNIVERSAL MUSIC STORE限定盤が欲しかったのですが気がついたときには受注が終わってしまっていたんですよね。
今月のプラグインセール情報をまとめてみました。
よかったら見ていってください。
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