今回はMogwaiの「Mr. Beast」について書いていこうと思います。
前回の「Happy Songs for Happy People」はこちら↓
Mr. Beast
Mogwaiの5thアルバムです。
ジャケットはなんだか不気味な絵ですね。
1.Auto Rock
ピアノの音がだんだんと大きくなっていく荘厳な曲ですね。
途中から入ってくるフロアタムの音がとても迫力あります。
主旋律は音階がペンタトニックでできているので中東っぽい音使いですね。
2.Glasgow Mega Snake
歪んだギターのアルペジオから始まるヘビーな曲ですね。拍子は6/8でしょうか。
こういう最初から最後まで轟音ディストーションが続く曲は案外なかったかもしれませんね。
ベースが1フレーズだけ弾いてスパッと終わるところがいいですね。
3.Acid Food
クリーントーンのギターが静かに響く落ち着いた曲ですね。
ウィスパーボイスなボーカルも入っています。
単調でビットクラッシャーかけたようなドラムの打ち込みが雰囲気にぴったりです。
最後のボリューム奏法を使ったギターの音が柔らかできれいですね。
4.Travel Is Dangerous
この曲もボーカル入りですね。3連符のゆったりとした曲です。
Aメロからサビに入って一気にディストーションギターがぐっと来るところがあついですね。
その他フィードバックノイズやディレイの発信音ぽい音が入っていたりでカオスです。
5.Team Handed
エレピから古っぽいラジオみたいになるフィルターを通したギターで始まるダウナーな曲ですね。
ライドシンバルの響きがとても良く録音できています。
無機質な電子音も緊張感を出しているような気がします。
6.Friend of the Night
ハーモニクスのフレーズから重いドラムの音が入ってくる6/8の曲ですね。
その後はピアノのバッキングがメインになっています。
サビのピーというギターの音がいいですね。
後半からピアノが曲の流れをちょっと変えてギターの轟音が入ってきます。
この曲展開も聴きどころです。
7.Emergency Trap
優しいクリーントーンのギターが特徴的なしっとりとした曲ですね。
バックの轟音ギターもあまり目立っていないところがいい感じ。
ハーモニクスのギターとピアノがいい働きをしていますね。
8.Folk Death 95
うねるようなディストーションギターのバックが印象的ですね。この曲も6/8拍子のようです。
後半から少しずつ歪みが強くなって轟音ディストーションになるとこがやっぱりMogwaiのいいところ。
その後のフィードバックノイズが余韻を出していますね。
9.I Chose Horses
ピアノとベース、こもったドラムがバックになぜか日本語が入ってくる変わった曲ですね。
シンセの音が派手な音なのにあまり主張していませんね。これは不思議。
特に展開が変わることもなくひっそりと終わりです。
10.We're No Here
リバーブのかかった甲高いギターフィードバック音っぽいのからメインフレーズのギターに繋がるヘビーな曲ですね。
とてもディストーションが効いています。中盤のクラッシュ連打のところはすごい迫力ですね。
ラストもフィードバックとディレイの発振で締めです。
11.1% Of Monster
日本盤のボーナストラックに入っている曲です。
じわじわと音量の上がっていくこれぞMogwaiっていう曲ですね。
明るめなピアノや中高域が強めなクリーントーンギターが入っていたりでいつもよりなんとなく音像に開放感があります。
フレーズも長調で明るめですね。
後半ではディストーションにワウをかけたようなジュワーという音が入っていてかなり刺激的です。
まとめ
ディストーションギターの効いたヘビーなアルバムですね。
一方で静かな曲もあったりで緩急があります。
ですが、前2作よりもストレートな曲が多いような気がします。
実はこれが最初に聴いたMogwaiだったのでちょっと思い入れがあったりします。
次回の「The Hawk Is Howling」はこちら↓
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よかったら見ていってください。
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