今回はMogwaiの「Rock Action」について書いていこうと思います。
前回の「Come on Die Young」はこちら↓
Rock Action
Mogwaiの3rdアルバムです。
やや作風が変わったような気がします。
1.Sine Wave
「サイン波」というタイトル通りイントロは2つのサイン波で始まります。(たぶん2つ)
その後トレモロのかかったサイン波と歪みのきいたドラムが入ってくるわけですが、
この歪はケーブルの接触不良をわざと起こして利用したものらしいです(うろ覚え)
だんだんと大きくなるドラムの音がゆっくりと迫力を出していますね。
トーキングモジュレーターがかかった謎の声も奇妙な感じ。
ゆっくりとしたきれいな曲ですね。中盤はディレイの発信音が入っているような。
2.Take Me Somewhere Nice
ギターのアルペジオが退廃感を出しているような気がします。
そこにきれいなヴァイオリンの音を乗っけるところがMogwaiっぽいですね。
この曲はボーカル曲のようです。ぼそぼそとしたボーカルがいい感じ。
裏で鳴っているディストーションかかりまくりのギターもいい味出してます。
アウトロのスイッチング奏法みたいなトレモロのかかった音が余韻をだしていますね。
3.O I Sleep
ピアノメインな短い曲。ボーカルは前曲と同じ感じですね。
ピアノはアップライトピアノぽいこもった音のような気がします。
録音でこんな感じにしてるのかもしれませんが。
4.Dial: Revenge
マイナーなアコギのアルペジオが荒涼とした雰囲気を出している曲ですね。
コーラスはなんだかホラーっぽくて怖い感じ。
サビにストリングスが出てきてじんわりと音圧が増すところがこの曲のポイントだと思います。
あと、ライドシンバルの響きも。
5.You Don't Know Jesus
ドラムで始まってこれまたメインのマイナーアルペジオが入ってくる曲ですね。
3、3、3、3、4拍子になっているぽい?変な拍子ですね。
クラッシュシンバルの音がいい感じだと思います。
だんだんと音が大きくなるところで出てくるキュオーというノイズはやっぱりディレイの発振音なのでしょうね。
ラストはクラッシュを1回鳴らしたあとライドの音が少しずつ小さくなっていって終了ですが、エレピだけ残りますね。
この寂しい感じがすきだったり。
6.Robot Chant
なんだか歪んだノイズがほとんどな短い曲。
ドラムの音もやっぱり歪んでいますね。
ベースの長い音が一音だけ入っている?変な感じですね。
7.2 Rights Make 1 Wrong
アルペジオが中心な曲ですね。なんだか聴いていてとても落ち着きます。
ドラムのフレーズはスネアが裏拍にあってちょっと変わり種。
珍しく?ホーンの音が入っていますね。暖かい音色です。
トーキングモジュレーターのかかった声がちょっとだけ出てくる所がおもしろいですね。
ラストは男女混声のコーラスのようですね。これも優しい感じですがちょっとだけ不気味。
8.Secret Pint
最初の謎のノイズからドラムが入り主旋律をベースが鳴らす曲。
とてもスローテンポで気を鎮めるような雰囲気ですね。
ボーカルが入る前からピアノがメインにかわり、アコギがリズムを取る感じです。
ストリングスのフレーズがなんだかへんてこ。
3:30あたりから無音になるのはなんでなんでしょうね?
9.Untitled.
なぜかタイトルなし。
エレピの音がきれいなこれまた落ち着きのある曲です。
主旋律はクリーントーンのギターアルペジオですね。
スネアのリバーブが生々しいですね。これは録音の時の部屋鳴り由来なのでしょうか?
10.Close Encounters
またまたエレピで始まる雰囲気の似た曲です。
最初のところには小さな音でストリングスが入っているのですね。気が付きませんでした。
こちらはギターの歪んだ伸びのある音が印象的です。
曲の中心はライドシンバルの響きのような感じがありますね。
まとめ
前作までよりも落ち着きのあるきれいな退廃感のあるアルバムだと思います。
ストリングスとエレピが効果的に使われていますね。
音も前までの雑味があった感じよりもきれいな感じ。
前までの感じもあれはあれで良かったのでどちらがいいかは好みですね。
次回の「Happy Songs for Happy People」はこちら↓
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