今回は中田裕二さんの8thアルバム「Sanctuary」について書いていこうと思います。
前回の「NOBODY KNOWS」はこちら↓
Sanctuary
前回に引き続きTOMI YOさんもアレンジ担当していますね。
1,4,5,8,10曲目を担当しているみたいです。
1.フラストレーション
シンセのぴよぴよとした音から始まってなんとなく和風なフレーズのシンセリフが入ってきますね。
1曲目だけあって静かに高まっていく曲ですね。
ギターソロの音がなんとなく変な歪みに聴こえます。面白い音ですね。
後半のシンセがキラキラとしていて綺麗です。
2.ランナー
アコギの効いたAメロがラップな曲ですね。でもサビのメロディーはいつもの中田裕二さんっぽいです。
なんていうか、独特の暖かさがありますね。
「あなたのゴールは 心次第さ どちらにしろ 訪れるの 選んだコースで」
の部分がお気に入り。
STEP 1~STEP3のあたりはライブを意識した感じですね。
3.誰の所為
パンフレットにお得意の感じって書いてありました(笑
そんな漢字のちょっとシリアスな曲ですね。エレピの音がきれいです。
やっぱりストリングスの音がキリキリとしていて昔っぽいですね。
4.月の憂い
ふわふわとしたリバーブのかかったシンセの音が特徴的ですね。
曲は気怠いちょっとダウナーな感じです。コーラスがよく目立ちますね。
ソロはオルガンの音がこれまたかなりリバーブが深くかかって幻想的に鳴っています。
5.テンション
モジュレーションの深くかかったシンセからカッティングでドーンと始まるノリの軽めな曲ですね。
なんとなく「共犯」っぽさを感じます。
コーラスの深めにかかったリードギターが印象的です。
サビのメロディーが癖になりますね。つい口ずさんでしまいそう。
テンションというのは英語では「張り」とか「緊張」という意味なんですが、歌詞中ではその意味で使っているようですね。
最後はローパスフィルターでもこもこに鳴って終わりですね。ちょっと変わった終わり方かも。
6.幻を突き止めて
ギターのワイルドな音とオルガンから始まるちょっとハードボイルドな曲ですね。
ギターソロはショートディレイがかかったような音ですね。
最後のサビの前のドラムも聴きどころ。
7.レールのない列車
ギターでバーンと始まるビッグバンド的な曲ですね。
陽気なアレンジの中に一人旅の寂しさみたいな雰囲気が混ざっています。
ギターソロはスライドっぽい伸びやかな音ですね。
8.ONLY I KNOW
ポコポコとしたシンセのイントロが印象的ですね。ギターのカッティングもとても冴えています。
曲調はちノリがいい感じでもありますが、なかなかハードボイルドな感じ。
ギターソロのフレーズは跳ねていて面白いフレーズですね。
その後のシンセもかなりリバーブが深くてすごいことになっています。
9.サンクチュアリ
ボーカルとエレピから始まる明るくもちょっとセンチメンタルな曲ですね。
Aメロ前はギターとサックスの音がとても目立ちます。
間奏はギターのカッティングとホーンの掛け合いが面白いですね。
サビのメロディーがお気に入り。
10.終わらないこの旅を
ピアノとボーカルメインのしっとりとした曲ですね。
途中から入るバイオリンの音がとても豊かな倍音を持っていて優しい音をしています。
パンフレットを読むとこの曲は自分でもいい曲ができたなって思ったそうです。
それだけあってきれいなメロディーをしていますね。
まとめ
今回もTOMI YOさんがアレンジしている曲があるので雰囲気は前回と割と似ていますね。
ただ、違いがあるとすると、前作は力の入った曲が多かったのですが、
今回は余計な力の抜けた曲が多いような気がします。
TOMI YOさんが入って2作目なので余裕が出てきた感じでしょうか。
ただ、TOMI YOさんのアレンジは良くも悪くも個性が強いのでこの人のアレンジだって割とわかってしまいますね。
というわけで今回のツアーのライブも行きました~
こちらがその時のパンフレットです。今回もインタビュー満載で面白かったです。
次回の「DOUBLE STANDARD」はこちら↓
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よかったら見ていってください。
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