今回はsonibleの「smart:comp」について書いていこうと思います。

smart:comp
AIが自動でパラメーターを決めてくれるコンプレッサーです。
コンプレッサーの使い方を学ぶのにちょうどいいのではと思います。
使い方
まず、中央上部の青線で囲まれた部分に楽器を選ぶドロップダウンリストがあるので楽器を選びます。

この9種類がありますね。
あとは音源を再生しながら左の録音ボタンを押してしばらく待つとパラメーターをAIが勝手に判断して決めてくれます。
(もちろん普通にコンプレッサーとしてパラメーターを設定して使うこともできます)
それと画面下部分ではSpectral Compressionというのがあり、帯域別にコンプレッションをしてくれるみたい?です。

これは役に立ちそうですね。
また、Sidechain Duckingのスイッチもありますね。

また、AttackとReleaseは割と細かく形を変えることができます。

帯域の指定もできてしまいますね。


とても気の利いたパラメータですね。
というわけでいろいろとやってみました。
ピアノ
まずバイパス
smart compで読み込んでみるとこんな感じ。

ここで、いつも使っているAcustica Audio - Ivory4と比較してみましょう。

Ivoryのほうが柔らかい音になるような気がしますね。
ついでにIvoryの後にsmart compをいれて再設定して重ねがけしてみました。

重ねがけもいい感じですね。
スネア
まずバイパス↓
smart compで読み込むとこんな感じ↓

素直にコンプレッションされますね。
ちなみにいつも使っているFETpressorはこんな感じ↓

これはこっちのほうがいいかもですね。
キック
まずバイパス↓
smart compで読み込むとこんな感じ↓

ちょうどいい感じですね。
こちらもFETpressorをいれるとこんな感じ↓

FETpressorはちょっと派手な音になりますね。
ドラム
まずいつものバイパス↓
smart compで読み込むとこんな感じ↓

こちらもちょうどよく音が持ち上がっているような気がします。
ちなみにいつも使っているEl Reyはこんな感じ↓

いつものきらびやかな感じですね。
ベース
まずバイパス↓
smart compで読み込むとこんな感じ↓

滑らかな音になりますね。
例によってFETpressorはこんな感じ↓

ごりごりな音ですね。
ついでにTLA-100Aはこんな感じ↓

FETpressorよりは丸みがありますね。
まとめ
なんだかんだいってこのコンプレッサーの音が楽器に合うかどうかというのが重要だと思います。
ピアノに関して言えば、Spectral Compressionとの相性がいいのかいい感じにしてくれますね。
その他はそれなりなコンプレッションなのかなというところです。
透明なコンプとしては使い勝手がいいので補助コンプとして使うのがいいかもしれませんね。
そこにそれぞれの楽器に合ったコンプレッサーを選んで重ねていくのがいいかもです。
また、コンプレッサーの扱いがわからなかったりした時に設定を参考にするといった使い方もできるのではないでしょうか。
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