今回はGRAPEVINEの6thアルバム「イデアの水槽」について書いていこうと思います。
前回の「Another Sky」はこちら↓
イデアの水槽
これまた無機質な風景のジャケットですね。
白い立方体が無造作に置かれているところがなんだか不思議な感じです。
1.豚の皿
この曲はライブでも定番です。
いきなりベースとピアノだけでスローテンポに始まりますね。
ボーカルにかかっているリバーブが深めで洞窟にいるような感じがします。
イントロ入る前(1分12秒あたり)のフランジャーの音がかなり強烈。
最後のサビ前のトレモロのところが好きだったり。
2.シスター
一転してジャキジャキカッティングが目立つ激しい曲ですね。
スライドの効いたベースのフレーズが気持ちいいです。
地味にオルガンが要所要所で良い働きをしていますね。
3.ぼくらなら
ディレイを使ったフレーズが耳に残りますね。メロディーのきれいなミドルテンポの曲です。
「ただ この冬の過ごし方を 二人だけ見えやしないなら この手を繋いでいこう」
このフレーズが好きです。
冬の歌をテーマにした曲ですが、それがうまくはまっていますね。
4.ミスフライハイ
ベースのゴリゴリした音がいい感じです。カッティングの目立つのりのいい曲ですね。
ギターソロはチョーキングの効いたレトロなフレーズですね。
最後のポワポワした音はどうやって作っているんでしょね。オートワウでしょうか?
5.11%MISTAKE
ベースからはじまるスローで沈むような曲ですね。パンをふったエレピの音がきれいです。
田中さんの裏声と低音コーラスが面白いですね。
ファズで歪みきったギターの音がかなり強烈です。
6.SEA
こちらもテンションの低い曲です。海の底のような雰囲気ですね。
ピアノの音がクラシックぽい感じがします。
間奏ではフィードバック強めなディレイでやりたい放題やっていますね。なかなか実験的です。
その後のシュワーとしたノイズギターがこれまた強烈。
アウトロのギターとピアノがいいですね。
7.Good bye my world
分厚いギターの歪みではじまるややスローテンポな曲です。
静かなAメロBメロからサビでどかんとギターが入るところがお気に入り。
ラストの「今幸せ? 問いかけた くだらない」がいいですね。
8.Suffer the child
トレモロ奏法のようなバッキングが印象的な曲です。
なんだかほとんど英語に聴こえてしまいますが英語は一部であまりないんですよね。
バックの演奏はそれぞれ好き勝手やっているみたいでカオスな感じです。
グリッサンドの効いたオルガンが目立っていますね。
9.アンチ・ハレルヤ
シンプルなベースからはじまるややテンポ速めな曲です。
シンセのちょっと間の抜けた音がおもしろいですね。
サビのメロディーがとてもキャッチーで聴きやすいと思います。
珍しくシンセがソロを担当していますね。
10.会いにいく
なんとなく切ないイントロですね。夕暮れの雰囲気を感じます。
ギターソロはロングトーンでややおとなしいフレーズですね。この曲にあっていると思います。
間奏後はボーカルにリバーブとディレイがかかって洞窟の奥みたいな感じになっていますね。
11.公園まで
朗らかなアルペジオのイントロです。サビはどこか落ち着きのあるメロディーですね。
サビは地味にベースが動いています。エレピの音もきれいですね。
最後はフェードアウトで終了です。このアルバムはこれだけだったような?
12.鳩
ドラムのビートが軸になった曲です。古めなロックぽいですね。
それにしてもボーカルの声の出し方がすごいです。
ギターソロはキリキリとしたノイズのような感じですね。スライドバーも使っているようです。
アウトロはドラムにギターにやりたい放題です。ここまでドラムをどかどかやったのはなかったような。
まとめ
今までよりもディープで沈んだ雰囲気の曲が多い気がします。
個人的にはGRAPEVINEを知ってからまもなく聴いたアルバムなので
そんなに違和感はなかったのですが、ちょっと今までと雰囲気が違うかもしれませんね。
自分はこのアルバムけっこうお気に入りです。
次回の「Everyman,everywhere」はこちら↓
今月のプラグインセール情報をまとめてみました。
よかったら見ていってください。
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