今回はGRAPEVINEの12thアルバム「愚かな者の語ること」について書いていこうと思います。
前回の「MISOGI EP」はこちら↓
愚かな者の語ること
初回限定盤はEPのサイズのジャケットにCDが入っている面白いリリースの仕方になっていますね。
中央下の模様が何なのか気になります。
1.無心の歌
シンプルなギターリフとリバーブのかかったきれいなピアノがメインな曲ですね。
途中のギターソロは付点8部ディレイが効いたふわふわとしたフレーズです。
最初の曲にぴったりな高揚感のある曲ですね。
2.1977
4分のピアノとハキハキとしたハイハットの刻みが特徴的な曲ですね。
曲はどこか哀愁のある雰囲気があります。サビは同じメロディーの繰り返しがくせになりますね。
ラストのコーラスがきれいです。
3.コヨーテ
最初はセブンスコードを使ったリフでしょうか。ブルースっぽいですね。
途中からいきなりファズの激しい歪みが入ってきます。スライドギターの音が柔らかです。
力の抜けた遊び心のある曲ですね。音数が少ないのもなかなか聴きやすいです。
4.なしくずしの愛
6/8拍子のパーカッションとコーラスのかかったギターのアルペジオがおもしろい曲ですね。
途中で入ってくるフィードバックギターはなかなか強烈な音をしています。
間奏のチョーキングフレーズも粘りがあって西川さんらしいですね。
ラストはちょっと珍しくフィードアウトで終了です。
5.われら
打ち込みっぽい音で始まるちょっとダークな曲ですね。
間奏はフロアタムの響きに迫力があります。スネアも重みのある音ですね。
急に後半歪んだギターが入ってきて6/8拍子になるという展開になっています。こういうパターンはあまりなかったかもですね。
ここからはなかなかやりたい放題な演奏です。最後にギターだけが残るのがいい余韻になっていますね。
6.迷信
低音ギターリフとシンセ音が面白いイントロですね。
サビはオートワウの効いたギターがうねうねした音になっています。
軽快なメロディーが心地いい曲ですね。
7.うわばみ
ほぼクリーントーンなギターではじまるこちらもゆったりとした曲ですね。
Bメロのアルペジオが少しだけロビンソンっぽい(笑
ラストのバットでボールを打つような効果音と爆発音がおもしろいですね。
8.太陽と銃声
アコギのアルペジオの音が柔らかいしっとりとした曲ですね。
間奏には柔らかい他の楽器の中にギターの音だけが歪んだ音になっていて浮いているのがいい感じです。
ピアノの音も優雅な感じでふわふわとしていますね。
9.片側一車線の夢
カントリー調な軽めの曲ですね。エレピの音に品があります。
特にサビのメロディーとオルガンがカントリーな感じです。
ギターソロのフレーズもカントリーど真ん中ですね。徹底してカントリーな雰囲気になっています。
10.虎を放つ
スライドギターの柔らかな音が印象的ですね。
ボーカルにはショートディレイがかかっているのでダブリングのようになっています。
ギターソロはトリル奏法ですね。ディレイも入っているようです。
ラストの曲っぽくしっとりとした雰囲気で締めですね。子守唄のようです。
まとめ
ゆったりと力の抜けた余裕のあるアルバムといったところでしょうか。
ところどころ実験要素があるのはわりといつものことですが面白いですね。
GRAPEVINEも少しずつ大人なバンドになっているような気がします。
次回の「Burning tree」はこちら↓
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よかったら見ていってください。
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