今回はMastering The Mixの「MIXROOM」について書いていこうと思います。
MIXROOM
一見何のプラグインかわかりにくいですがどうやらイコライザーのようですね。
BASSROOMもそうだったのですが、普通のイコライザーとは軸の取り方が異なっており、
上下に周波数、奥行きがブースト/カットとなっています。(手前がブースト、奥がカット)
ということでみていきましょう。今回のバイパス↓
デフォルトだとこんな感じ↓(特に変化はないはず)
使い方
使い方はそこまで難しくなく、ダブルクリックでEQポイントを作成し、上下にドラッグでブースト/カットを操作するだけです。
周波数はEQの帯の中心にある線をドラッグすることで動かすことができます。
QはEQ帯の上下にある少し太い線をドラッグする事で動かせます。
右上の設定ボタンでフィルターの方式(Filter Phase)とフィルターモードを変えることができます。
MIXだと±12dBの範囲で、MSTだと±4dBの範囲でのブースト/カットとなっています。
というわけで適当な帯域でMIXとMSTの4dBブースト/カットを試してみます。
聴いてみる限りではあまり音に変化はなさそうなので設定できる範囲が違うだけっぽいですね。
その他、EQの方式をピーク型からシェルフ型に変えることもできます。
どうもハイシェルフはありますがローシェルフには対応してないっぽいです。
プリセット
MIXROOMには自動でEQポイントを作る方式が2あって、一つはプリセットから選ぶタイプです。
これはおそらくソースを分析してパラメーターを考えてくれているんじゃないかなと思います。
DRUMSの中には下の図のプリセットが用意されています。
いくつか試してみようと思います。
さて次は別のソースで試してみましょう。まずはスネア↓
ややハイ上がりな音の傾向がありますね。
ドラムのタム、スネア、オーバーヘッド、キックにそれぞれインサートしてみます。
ちょっとオーバーヘッドでローをブーストしすぎな気もしますがおおよそいい感じですね。
ソースを変えてアコギで試してみます。↓バイパス
だいぶ中高域がブーストされましたね。
エレキでも試してみます。
こちらも主に中高域がブーストされる傾向がありますね。
もう一つの設定ですが、左下の的のボタンを押すことでリファレンスの音源を読み込みを行うモードがあります。
リファレンスに近づけたい時には便利な機能ですね。
まとめ
相変わらず独特のUIをしていますが音は結構いい感じかなと思いました。
BASSROOMも気に入っているのでなかなかおすすめできるのではないでしょうか。
今回ベースとキックも試してみようと思ったのですが、なぜかこの二つには解析が反応してくれなくて作れませんでした。
低域には反応しないのでしょうか?
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BASSROOMの記事はこちら↓
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よかったら見ていってください。
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