PR

Output – Movementについて

plugin
plugin
記事内に広告が含まれています。

今回はOutputの「Movement」について書いていこうと思います。

Movement

機械的なUIが印象的ですね。

中身は6種類のエフェクトを4つ配置できるモジュールが2つあるマルチエフェクトプラグインです。

(他、1モジュールあたり2つのLFOがついています)

とりあえずみていきましょう。今回のバイパス↓

デフォルトだとこんな感じ↓

6つのエフェクトの内訳は下の画像の通りとなっています。

delay、filter、reverb、eq、dist、compの6種類ですね。

それぞれみていきましょう。

delay

↑Feedback 0 %

とりあえずFeedback 0 %でディレイ音が聴き取りやすい設定にしてみました。

左のtypeではTriplet(三連符)、Dotted(付点八分)を設定することもできます。

TimeはDAWのBPMに対して1/256から1/1の設定ができますがmsで直接決める方法は見つけられませんでした。

↑Time 1/256
↑Time 1/1

Feedbackで音の繰り返しを決めます。

↑Feedback 50 %
↑Feedback 100 %

Spreadで左右の広がりを調整します。

↑Spread 50 %
↑Spread 100 %

HP、LPでハイパスフィルターまたはローパスフィルターをかけます。

↑HP 2035 Hz
↑LP 2035 Hz

Dry/Wetは原音とエフェクト音の比を設定します。

最後に、Reverseをonにするとリバースディレイとなります。

↑Reverse on

filter

シンプルなフィルターです。Cutoffでフィルターの周波数を、Resonanceでフィードバック回路に通す量を設定します。(フィルターを何回も通ることによりフィルターの効きが鋭くなります)

波形の種類は6通り用意されています。

それぞれ違いがわかりやすい設定で試してみます。

↑Low-Pass 2Pole Cutoff 2535 Hz Resonance 0.80
↑Band-Pass 2Pole Cutoff 2535 Hz Resonance 0.80
↑High-Pass 2Pole Cutoff 2535 Hz Resonance 0.80
↑Low-Pass 4Pole Cutoff 2535 Hz Resonance 0.80
↑Band-Pass 4Pole Cutoff 2535 Hz Resonance 0.80
↑High-Pass 4Pole Cutoff 2535 Hz Resonance 0.80

reverb

こちらもシンプルなリバーブです。

Pre Delayでリバーブ音が出てくるまでの時間差を調整します。

(わかりやすいようにDry/Wetを75%にしてます)

↑Pre Delay 0.010 ms
↑Pre Delay 0.150 ms

Sizeで反響の強さを設定します。

↑Size 0 %
↑Size 100 %

HP、LPでハイパスフィルター及びローパスフィルターをかけます。

↑HP 2035 Hz
↑LP 2035 Hz

Dry/Wetは原音とエフェクト音の比の設定です。

eq

2バンドのイコライザーです。

波形は次の3つが用意されていますがバンド2つでそれぞれ別々の波形を選ぶことはできないようです。

WidthはバンドのQ幅に該当するパラメーターですがこれも2つのバンドで共有されているようです。

適当に周波数を設定してWidthを設定してみます。

↑Width 0 %
↑Width 100 %

Shelvingでは1がローシェルフ、2がハイシェルフとなります。

↑Shelving
↑Shelving GAIN 1 -12 dB
↑Shelving GAIN 1 12 dB
↑Shelving GAIN 2 -12 dB
↑Shelving GAIN 2 12 dB

High-Pass/Low-PassにはRes(レゾナンス)の設定がついてきます。(これはHP、LP独立してそれぞれ設定できます)

↑HP Freq 2535 Hz HP Res 0.90
↑LP Freq 2535 Hz HP Res 0.90

Dry/Wetは原音とエフェクト音の比の設定です。

dist

Crunch、Driveの2種類が搭載された歪みエフェクトです。それぞれの歪み方を比べてみましょう。

↑Crunch 50 %
↑Crunch 100 %
↑Drive 50 %
↑Drive 100 %

やはりDriveの方が歪みが強いですね。

HP、LPでハイパスフィルター及びローパスフィルターをかけます。

↑HP 2035 Hz
↑LP 2035 Hz

Dry/Wetは原音とエフェクト音の比の設定です。

comp

こちらもシンプルなコンプレッサーですね。

リダクションがいい感じにかかるような設定にしてみます。

↑Threshold -20 dB

Warmthは暖かみを加えるパラメーターです。

↑Warmth 0 %
↑Warmth 50 %
↑Warmth 100 %

XY Control

中央に赤と青の丸がありそれでパラメーターの値をコントロールすることができます。

任意のパラメーターを右クリックすると、下のようにAssign to XY Controlと表示されます。

するとこのように表示され中央の◯でパラメーターを動かせるようになります。

engine AのエフェクトパラメーターはY slider、engine BのエフェクトパラメーターはX sliderで制御することになります。

↑knob rangeを設定することにより動作する

rhythm

名称はrhythmとなっていますが要するにLFOのことです。(それ以外にもありますがそちらは後述)

start phaseでLFOの開始位置(位相)を設定します。

chaosはLFOの幅(縦軸)にランダム性を加え、変化量が一定にないらないようにします。

rateで周期を決めますがこちらもDAWのBPMに同期させる方法のみでms(ミリセコンド)で操作するモードは見当たりませんでした。

fluxをオンにするとrateをもう一つのモジュレーションで動かすことができます。

↑LFOの波形は12通り

ただ、LFO以外にもシーケンサーで動かすStepやSidechain信号で動かすモードも搭載されています。

Stepはシーケンサーでモジュレーションさせる方式です。

stepsは1〜32まで設定することができます。

↑1 steps
↑32 steps

patternは12×3の36通りあります。

↑simple
↑coplex
↑triplet

step shapeはシーケンサーが来たときにパラメーターを動かすエンベロープです。

swingはシーケンサーの動きに偏りをつけるパラメーターです。

rateの設定方法はLFOと同じですね。

Sidechainは外部入力されるソースのレベルでパラメーターを動かすモードです。

gainで反応性を調整し、attack、releaseでエンベロープを設定します。

offsetはサイドチェイン信号が入力されてから反応するまでのタイムラグの設定ですね。リバーブのプリディレイみたいなものです。

下にある- duck、boost +、- full range +でリダクションに使うのか、ブーストに使うのかまたはその両方かを決めます。

↑- duck
↑boost +
↑- duck - full range +

最後に、LFOの適用方法はLFOの番号を任意の値にドラッグしてrhythm amount rangeの値を設定するという流れです。

↑ここではVolumeにドラッグ

↑rhythm amount rangeを設定して完了

プリセット

ここからはプリセットを試していきます。

↑Drifting Figures
↑005. Into the Void
↑008. Foof Machine
↑015. Drama Impact
↑018. Rhythm City
↑034. Play the Game
↑034. Vertigo
↑041. Lets Dance
↑050. Rhythm Morph
↑064. Cyclical
↑079. Groovay
↑100. 1122
↑131. Snake Slither
↑135. Tri Tremelo
↑164. Radio Dub
↑184. Cut It Out
↑200. Phase Chasers
↑204. Final Countdown
↑206. Four Seasons
↑210. Evermore
↑237. Flight
↑247. Heavenly Pulse
↑256. Sky Waves
↑263. Disto Rave
↑272. Fly Over
↑280. Rise and Fall
↑291. Dirty Shake
↑296. Scatter Space
↑299. Fish Attack
↑300. Guitar Osmosis

最後に自分で適当にパラメーターを振ってみます。

ベース

ベースでも試してみます。まずバイパス↓

デフォルトだとこんな感じ↓

プリセットから試していきます。

↑007. Slow N Steady

↑037. World Traveller
↑042. Space Age
↑061. Sunset Voyage
↑084. Phat Pads Only
↑119. Diddleyesque
↑121. Looking fot Leslie
↑124. Synth Bass Funk
↑125. Bad Reflections
↑148. Small Metal Room
↑192. Stutter Brother
↑221. Slomentum
↑249. Bad Coffee
↑255. Sea Waves
↑276. Boxy Shapeshifter
↑298. Onward

最後に自分で適当にパラメーターを振ってみます。

まとめ

6種類のエフェクトと2×2個のLFOでかなり多様な音作りをすることのできるプラグインだと思います。

かなりできることの自由度は高いです。

ただ、例によってCPU負荷はやや高めです。

ショップサイトはこちら↓

今月のプラグインセール情報をまとめてみました。
よかったら見ていってください。

もしよろしければこの記事に値段を付けてください

コメント

タイトルとURLをコピーしました