今回は椿屋四重奏の1stアルバム「深紅なる肖像」について書いていこうと思います。
前回の「椿屋四重奏」はこちら↓
深紅なる肖像
椿屋四重奏のインディーズ1stアルバムです。
前作同様ギラギラとしたアルバムですが前よりもまとまりが出ている気がします。
ジャケットは中田裕二さんのドアップですがよくこんなジャケットにしたなあと思います。
1.ぬけがら
クラシックギター弾き語りの短い曲です。
ギターの音は優しいのですが、曲は奥がギラギラしていますね。
コード進行がとてもきれいだと思います。
2.終列車
ゴリゴリなベースが印象的な6/8拍子の曲です。
この音はMXR M80 Bass D.I. +で作っているらしいですね。
間奏のギターソロもいいですがその後のギターのアルペジオがギラギラしていて
好みの音です。
3.成れの果て
この曲はなんとなくこのアルバムの代表曲のような感じがしますね。
パワーコードのミュートフレーズが疾走感を出しています。
Aメロがゆっくりとしていてだんだんメロディーが速くなっていくところがいいですね。
サビ後のコーラスのかかったアルペジオもきれいです。
4.硝子玉
レゲエなギターの裏打ちが特徴的ですが、メロディーはとても和風ですね。
ギターソロはクリーントーンでやや長めです。フレーズもとてもいい感じですね。
左右のギターのパート分けが面白いですね。
5.春雨よ
タイトル通り雨をイメージした曲ですね。
ゆったりとしたアルペジオがきれいです。
「参ろうか 傘さして 入らんと 濡れちまう」
なんていう文語表現を使う歌詞なんてそんなにないですよね(あるかも)
6.道づれ
前2曲がゆったりとしていたのでこの曲はテンポが速いですね。
Aメロ始まる前のピッキングノイズがとてもキリキリしています。
ギターソロのところがスローテンポになるところがいいですね。
7.空中分解
こちらもハイテンポな疾走感のある曲です。
イントロのリフがとても和風でロックですよね。
間奏終わりでボーカルだけになるところがお気に入り。
8.小春日和
アコギで始まるの爽やかな曲ですね。
タイトル通り小春日和って感じで桜の舞う様子の合う曲だと思います。
間奏終わりのアコギアルペジオがきれいです。
この曲はフェードアウトで終わるんですね。
9.一刹那
イントロはトレモロの効いたギターが印象的ですね。
間奏でギターとベースがユニゾンするところが好きだったり。
メロディーも歌詞も和風全開です。
10.嵐が丘
ラストはしっとりとした曲ですね。
中田裕二のインタビューを見ていてもこの曲は印象に残る曲と語っていたような気がします。
「嵐の中 自ずと望んだこの場所に 涙と雨の 涙と雨の 祝福を」
という歌詞がいいですよね。
まとめ
前作の和風ロックをさらに前進させたアルバムだと思います。
次回作から歌謡ロックみたいな方向に行きますね。
それはそれでとても良かったのですが、
和風ロック路線がこれで最後だと思うとやや寂しいところがありますね。
次回の「薔薇とダイヤモンド」はこちら↓
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