今回はDream Theaterの11thアルバム「A Dramatic Turn Of Events」について書いていこうと思います。
前回の「Black Clouds & Silver Linings」はこちら↓
A Dramatic Turn Of Events
上空を一輪車で綱渡りしているとても危なっかしいジャケットですね。
割と珍しく明るめな色合いになっているような気がします。
今作からドラムがMike Manginiさんに替わりました。当時はびっくりでしたね。
1.On the Backs of Angels
怪しげなアコギのアルペジオフレーズから始まる呪術のような怪しい雰囲気の曲ですね。
スローで重々しいですが、メロディーはアルバムの最初の曲って感じで高揚感があるような気がします。
間奏入りのピアノがとてもきれいですね。その後のギターソロはフレーズがちょっと普通かも?いつもどおりめちゃくちゃうまいけど。
イントロはスネアの音にリバーブがかかっているのがわかりますね。
マンジーニさんのスネアの音はややシンプルな音のような気がします。
2.Build Me Up, Break Me Down
珍しく打ち込みから始まる曲です。ギターのリフの音に切れがあっていい感じですね。
バックのストリングスの音が荘厳な雰囲気を出しています。
ラストのストリングスと風の音と馬の走る音が入っている部分はなんとなくダークなファンタジーっぽさがありますね。
3.Lost Not Forgotten
ショパンのノクターンっぽい雰囲気のピアノからなんとなく勇ましいギターが入ってくる明るめな曲ですね。
その後のユニゾンソロはとても複雑でおもしろいフレーズです。
オルガンとギターの掛け合いのソロはなかなかトリッキーですね。
というよりソロは全体的に変拍子多用でかなり不思議な感じ。演奏技術の高さを存分に発揮していますね。
最後のデン!っていうオケヒっぽい音がちょっとおもしろい(笑
4.This is the Life
コーラスのかかったギターのアルペジオで始まる暗めなバラード曲ですね。
この曲のピアノの音はなんとなく生音っぽくないような気がします。
前にIvoryを使っているというインタビューを読んだのですがそれでしょうか?
ラストは最初のアルペジオに戻って終わるところがきれいですね。
5.Bridges in the Sky
最初の「うわああああああああああ」っていうのはなんの声なんでしょうね。
ドーンと出てくるリフがこれまたヘビィです。
ギターソロはとてもワウが効いていてさらにディレイまでかかっていますね。かなり派手です。
間奏のオルガンの音はビンテージ感があります。本物のB3なのでしょうか。
6.Outcry
これまたスローでおどろおどろしい曲ですね。Aメロバックのキーボードの音がホラーっぽい雰囲気を出しています。
中盤の細切れなソロ回しですね。このアルバムはこういうのが多めな気がします。
オルガンソロはクリーンな音です。若干ピアノの音と聴き間違えました。
8分あたりのシンセの音はProphet5ぽい感じのような気がします。
最後に銅鑼の音が鳴っていますがなかなか珍しいですね。
7.Far From Heaven
ピアノとストリングスが主体のバラード曲ですね。
このアルバムでは数少ない短めな曲です。ボーカルの録音がとても良いですね。
ピアノの音も生ピアノっぽい感じです。
8.Breaking All Illusions
イントロは重ねギターのハモりでしょうか。変拍子を用いたDream Theaterぽいリフですね。
ここにピアノがそっとかぶさる感じがドラマチックです。
ギターソロはリバーブとディレイがたっぷりですね。フレーズに熱がこもっているのを感じます。
なんていうかこの曲ラストっぽい雰囲気で終わるなあと思います。
9.Beneath the Surface
のどかなアコギの音で進行する穏やかな曲ですね。ストリングスの音もやさしいです。
ヴァイオリンの音はリバーブが結構かかっているような気がしますね。
途中から入ってくるシンセの音もかなりぬるぬる。Solitary Shellのシンセの音っぽいかも。
こういうしっとりとアルバムを締めるのはあまりなかったかも。
まとめ
青い爽やかなジャケットから一転、ダークファンタジーっぽい雰囲気の曲が多いですね。
いつもより呪術ぽい雰囲気が含まれているような気がします。
ですが、前作及び前前作よりこちらのほうが音が好みですね。
マンジーニさんのドラムは人間味のあったポートノイさんのドラムより機械的な感じ。
まあ自分はどちらもそれなりに良さがあるかなと思います。
次回の「Dream Theater」はこちら↓
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よかったら見ていってください。
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