今回はSchoeps「Mono Upmix」、Leapwing Audio「StageOne」、2CAudio「Precedence 1.5」を比較していこうと思います。
Imager
この手のプラグインはImegerとかStereo WidthとかSound Fieldとかいうジャンル名になっていたりして
いまいち統一した呼称がありませんね。
それはともかくとして、音の広がりをコントロールするという点で共通点があるものかなと思います。
とりあえず順番に見ていきましょう。
今回のバイパスはこちら↓
Mono Upmix
まずデフォルトだとこんな感じ↓
近くに寄せて広がりを縮めてみます。
左に寄せてみます。
この位置で音を広げてみます。
左奥にして音を縮めてみます。
この状態で音を広げてみます。
最後に中央に戻してみます。
Mono Upmixは割と色つけの少ない広がり方をしているかなと思います。
いい意味での特徴のなさがこのプラグインの汎用性の高さにつながっているのではないでしょうか。
より詳しい個別記事はこちら↓
StageOne
まずデフォルトだとこんな感じ↓
この状態で音を広げてみます。
次に音を元に戻し左に音を寄せてみます。
先ほどと同じくらいに音を広げてみます。
音を元に戻し奥に引っ込めてみます。
ここで音を広げてみます。
最後に中央に音を戻します。
StageOneは音の広がり方に瑞々しさがありますね。
綺麗な感じになりますが、これが場合によっては邪魔になることもあるかもしれません。
より詳しい個別記事はこちら↓
Precedence
まずデフォルトだとこんな感じ↓
今回MODは切ってサンプルを作りました。
まず、音を寄せてみます。
次に音を左に寄せてみます。
この位置で音を広げてみます。
次に音を戻して奥に配置してみます。
この位置で音を広げてみます。
中央に戻します。
PrecedenceはBreeze2.5との連携が重要なのでちょっとだけ試してみます。
Breezeの設定はそのままでPrecedenceをいじってみます。
左に移します。
Precedenceは全体的にふんわりとした音ですね。
Breeze2.5と合わせた時に音を奥に配置するのはこの3つの中で一番うまいんじゃないかなと思います。
詳しい個別記事はこちら↓
まとめ
個人的にはボーカル、コーラスなどにはStageOne
こっそりと奥に配置したいパートはPrecedenceとBreeze
その他の汎用楽器はMono Upmix
みたいに使い分けるのがいいんじゃないかなと思っています。
この手の音を配置するプラグインは重要だと思っているので
何かしら持っておくと効果を発揮するかもしれませんね。
ちなみにCPU負荷は
StageOne>Precedence>Mono Upmix
でした。とは言ってもStageOneもそんなに重くはないので
大きな差はないかなと思います。
今月のプラグインセール情報をまとめてみました。
よかったら見ていってください。
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