今回はLeapwing Audioの「RootOne」について書いていこうと思います。
RootOne
低域を付加するサブハーモニックジェネレーターですね。
UIは他のLeapwing Audio製品と同様にとてもシンプルなものとなっています。
とりあえず今回のバイパス↓
デフォルトだとこんな感じ↓
使い方
まず左にあるSUB、THUMP、PUNCHと名前のついた3つのスライドバーですが、
これは帯域が別れているだけで動作としては同じものとなります。
まず上のHzで設定してその帯域の1オクターブ上を参照しサブオクターブ(1オクターブ下)の音を生成、MIXするスライドバーですね。
それぞれの範囲は下から8Hz〜30Hz、32Hz〜56Hz、62Hz〜104Hz、110Hz〜196Hzとなっています。
今回は分かりやすさを考えてPUNCHをベースに解説していきます。
ちなみに、Sでエフェクト音のみのソロモード、Mでエフェクト音をミュートできたり、
クリップボタンでパラメーターをリンクさせることができます。
下のパラメーターに移ります。
DRIVEはポストフェーダーで信号を右のHARMONICSに送信します。その先でまた出力と歪み度合いなどを調整するようですね。
(なお、HARMONICSは左3つのDRIVEが全て0でも入力信号を元に倍音を生成させるようになっています。)
分かりやすくソロにしてみます。
ここでDRIVEを100にしてみます。
COLORは歪みを対称歪み、あるいは非対称歪みに近づけるかを設定します。
100に近づけば近づける程非対称になっていきます。
LOW PASSはそのままですがHARMONICSにかかるローパスフィルターですね。
HARMONICSはこのくらいにしてPUNCHに戻ります。
DYNAMICSはその名の通り音の大小をどれくらいつけるかを設定するパラメーターです。
0に近づける程大小がなくなりコンプがかかったようになります。
ATTACK / DECAYで音のエンベロープを調整します。
やや違いが分かりにくいですが、音の出だしが膨らむようになります。
DECAYは音が伸びたようになりますね。
次はプリセットを使って試してみようと思います。
こんな感じでプリセットがあるのでドラムの中から選択してみました。
低域にパンチが出たようになったかなと思います。
Kick Punchというタイトル通りバスドラムが強調されましたね。
いつも通り適当にパラメーターを振ってみました。
薄めに使うのがいいんじゃないかなと思います。
ベース
せっかくの低域用プラグインなのでベースで試してみます。まずバイパス↓
まずはプリセットから↓
適当にパラメーターを振ってみます。
だいぶゴリゴリになりましたね。
まとめ
低域に太さが欲しい時にはぴったりなプラグインなんじゃないかなと思います。
他のLeapwing同様位相の処理にはとても優れているような気がします。
音楽のジャンルによっては重宝するかもしれません。
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よかったら見ていってください。
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