今回はLiquidSonicsの「Seventh Heaven Professional」について書いていこうと思います。
LiquidSonics Seventh Heaven Professional | beatcloudSeventh Heaven Professional
Bricasti Design M7というデジタルリバーブを再現したプラグインですね。
インターフェイスを見るとLiquidSonicsのプラグインにしてはややパラメーターが少なめとなっています。
では早速、今回のバイパスはこちら↓
デフォルトだとこんな感じ↓
パラメーター
まず、上部に基礎的なリバーブのパラメーターがありますね。
左からDecay Time(リバーブタイム)、Mix(Wet/Dry)、Gainと並んでいます。
中央でリバーブのアルゴリズムを選択することができますね。
上の大きな括りの中から
下で種類を選ぶ方式ですね。
いくつか試してみます。
なかなか多様なプリセットが用意されていますね。
その下のVERY LOW FREQ REVERBで200Hzあたりの低域に関わるリバーブ音のボリュームを操作します。
その右にあるスライドバーはEARLY(アーリーリフレクション)とLATE(テイル)の比を操作するパラメーターですね。
左下のPatternはEarly(初期反射)のパターンを選択するつまみです。
左ほど反射の間隔が短く音数が少ないのに対して右にすればするほど反射の間隔が長く音数が多くなるようです。
その右はリバーブでは定番パラメーターのPRE-DELAYですね。
こちらはLateにのみかかり、Earlyの開始タイムには影響しないそうです。
DELAYでは簡易的なディレイを付加することができるようです。
ROLL-OFFはEarly、Lateそれぞれにかかるローパスフィルターのようです。
ReflectionsがEarlyでReverbがLateですね。
右のFREQUENCY DEPENDENT DECAY TIMEはLowとHighの減衰時間を操作します。
Low Freqで帯域を指定して、Multiplierで減衰する時間を左上のDecay Timeに対する倍率で指定します。
例えば下の図のようにDecay Timeを2.00sec、Low Freqを3.0kHz、Multiplierを0.50xにすると
1.0秒あたりで3.0kHz以下が減衰します。
一方、次の図はMultiplierを2.00xにしてみましたが、このように設定すると3.0kHz以下が減衰する時間が2.00(Decay Time)の2倍の4.00秒あたりとなります。
(つまり4.00秒あたりまで3.0kHz以下が減衰しない)
High FreqとMultiplierも同様に、High Freqを1.0kHz、Multiplierを0.50にすると1kHz以上が減衰し始めるのが1.0秒あたりとなります。
Multiplierを2.00にすると1kHz以上が減衰し始めるのが4.0秒あたりになりますね。
ということでADVANCED CONTROLSのパラメーターは以上となります。
タブをMASTER EQUALISERにすると5バンドのイコライザーを操作する画面に切り替わります。
気の利いた機能が備わっていますね。
アコギ
最後はいつも通りアコギで試してみます。まずバイパス↓
デフォルトだとこんな感じ↓
プリセットを試していきます。
なかなか綺麗な音をしていますね。
まとめ
リバーブの中でもやや目立ちにくい音をしていると思います。
この目立たなさは汎用性の良さに繋がっているのではないでしょうか。
こっそりとリバーブをかけたい時に使いやすいですね。
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LiquidSonics Seventh Heaven Professional | beatcloudLiquidSonics Seventh Heaven (Standard) | beatcloud
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よかったら見ていってください。
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