今回はArturiaの「LX-24」について書いていこうと思います。
LX-24
有名なLexicon 224のモデリングリバーブプラグインですね。
見た目にかなり近いですがいくつかのオリジナル機能がついているようです。
とりあえずみていきましょう。今回のバイパス↓
デフォルトだとこんな感じ↓(DRY/WETは100%にしています)
まずアルゴリズムの種類ですが、下の画像にあるように8種類あります。
それぞれ試してみます。
中段にはリバーブの設定を変えるボタンがあります。
MODR ENHはリバーブに揺らぎを与え、自然に響かせる効果があるそうです。
DECAY OPTIMは入力レベルによってDECAY TIMEを変化させ残響の明瞭度を上げる効果があるそうです。
このボタンは上のMODR ENHと連携されたものとなっているとのこと。
その右にはVINTAGE 12とありますが、これはbit数を操作するものです。
VINTAGE 24は24bit、MODERNは使用しているDAWの設定と同じbit数となるそうです。
下段のフェーダーでリバーブに関するパラメーターを操作します。
DECAYはリバーブの長さを設定するものですね。
BASS OFFSETは低域のみのリバーブタイムにかかる倍率です。
上げれば低域のリバーブタイムが長く、下げれば低域のリバーブタイムが短くなります。
CROSS OVERはBASS OFFSETに於ける低域の範囲を指定するパラメーターです。
DAMPINGは高域を吸収する機能が動作する周波数を設定します。
PRE - DELAYの設定範囲はアルゴリズムによって変わり、
プレート系では0ms〜107ms、ルーム系では24ms〜255msになっているそうです。
DISTANCEは実機ではDEPTHに該当するパラメーターです。
時間や音量、初期反射音の数やパターンを調整することで入力音とリバーブ音の聴感上の距離感を設定します。
こちらの画面でのパラメーターはこれで全てなのですが、右上のAdvancedをクリックすることで更なるパタメーターが現れます。
この画面でも元のUIにあったパラメーターは全て操作できるのでこちらで全て済ませてしまうこともできます。
こちらでは前にあったMODE ENHのパラメーターを段階操作できます。
数値が高くなるほど効果が薄くなるとのこと。
DECAY OPTは入力レベル応じてパラメーターを変えることで減衰部分の質を向上させる効果があります。
マニュアルにはドラムやボーカルで効果がわかりやすくなる、ソースによっては不自然なものとなってしまうこともある、と書いてありました。
PITCH SHIFTはMODE ENHを使うときのピッチシフト量を設定します。
最低値のときはコーラスのような効果になり、最高値の場合は大幅にデチューンしたようなサウンドになるそうです。
DIFFUSIONは時間経過に伴うリバーブの初期蓄積をコントロールします。要は拡散量のことですね。
左下のINPUTにはDriveとHighPassがあります。
HighPassは12 dB/Octと24 dB/Octから選ぶことができます。
中央にはダイナミクスをコントロールするエフェクトがついています。
DUCKER、TREMOLO、GATEの3種類ですね。
TLEMOLOではかなり多様なカーブを選べるようになっています。
右のMASTERでは最終的な音の調整を行います。
Brightnessはチルトフィルターで低域と高域のバランスを取ります。
マイナスにすれば低域が強調、高域が減退し
プラスにするとその逆となります。
Stereo Widthで左右の広がりを調整します。
Reverb Levelはその名の通りリバーブの音量調整ですね。
これでパラメーターは全てかと思います。
プリセット
というわけでここからはプリセットを試してみようと思います。
最後に自分で適当にパラメーターを振ってみます。
アコギ
アコギでも試してみます。まずバイパス↓
デフォルトだとこんな感じ↓
プリセットから試していきます。
最後に自分でパラメーターを振ってみます。
まとめ
清涼感のあるリバーブなのかなと思います。
このすっきりとしたところがLexicon 224の特徴でそれをうまく再現しているのでしょう。
アルゴリズムも多めに入っていて選べる音の幅も広めにありますね。
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