今回はLindell Audio「Lindell 50 Series」について書いていきます。
Lindell 50 Series
api500のモデリングプラグインのようです。つまみの形がとても似ていますね。
API - 550A API - 550b大きく分けるとイコライザー部、コンプレッサー(VCA)部、ゲート/エキスパンダー部に分かれています。
とりあえずみていきましょう。
今回のバイパスはこちら↓
デフォルトだとこんな感じ↓
PREAMP部
とりあえず一番左にあるPREAMP部から。
GAINで入力レベルを設定できます。
左のボタンはハイパスフィルターですね。上のつまみで帯域を変えることができます。(20Hz〜1000Hzまでの範囲で設定できます)
-20はinputの前にある-20dB分GAINを下げるボタンです。
UNITYはオートゲインのボタンです。
THDは歪みの量をコントロールするパラメーターです。
EQ部
イコライザー部は50A、50B、60の3種類から選ぶことができます。
とりあえず初期の50Bから試していきましょう。
下にはローシェルフとハイシェルフに変更するボタンもありますね。(今回は省略)
次に50Aです。
下にはハイシェルフとローシェルフに変更するスイッチとFILTERというBand Pass Filterに変更するスイッチがありますが、
どのようなバンドパスフィルターにするのかはいまいち謎です。
60はグラフィックイコライザーですね。
ちなみにEQ部は上のPOSTをクリックするとコンプの後に配置することができます。
COMP部
コンプレッサー部はFETとVCAを選択することができます。
まずは初期状態のVCAから。デフォルトだとこんな感じ↓
コンプがかかる設定にしてみます。
SOFTはKNEEの設定でこれを外すとハードニーとなるようです。
NIV.は低域のサイドチェインフィルターで低域をコンプに引っかかる対象から外します。
具体的に何Hzかはマニュアルに書いてありませんでした。
F.B.はonの時は入力信号をリダクションに利用する信号として、
offの時は出力信号をリダクションに利用する信号にするそうです。
次にFETモードに移ります。デフォルトだとこんな感じ↓
コンプが強めにかかる設定にしてみます。
中段右にあるMODEの黒い丸でコンプモードとリミッターモードを切り替えます。
レシオが2:1か20:1かを選択するという具合です。(OFFは1:1)
RELは組み合わせで0.1s、0.5s、2.0s、2.5sを選択することができます。
D-Sはディエッサーモードだそうです。
GATE/EXP部
HYST.はゲートが開くレベルと開いたゲートが閉じるレベルの差を設定します。
レベルがTHRESH + 0.5 × HYST.でゲートが開き、
その後THRESH - 0.5 × HYST.のレベルを下回った時ゲートが閉じます。
THRESHはゲートが開くレベルですね。この値が小さいとゲートは開きっぱなしになります。
RANGEはゲートが閉じている時に下げるレベルを指定します。
RELEASEはゲートが閉じる速さですね。
というわけで適当にエキスパンダーが動作する設定にしてみました。
FASTボタンはゲートが開く速さです。FASTがオンだと50usでオフだと500usだそうです。
EXPボタンはエキスパンダーモードとゲートモードの切り替えで、オンだと2:1(エキスパンダー)、オフだと100:1(ゲート)となっているようです。
INV.は動作が逆になりTHRESH.が下回った時だけゲートを開くモードです。
GATE/EXPのパラメーターはこれで全てですね。
TMT
いつものようにチャンネルの違いを再現したTMTがあるのでいくつか試してみます。(デフォルト)
ほんの少しですが違いがあるような気がしますね。
Buss
プリアンプ部のみのモジュールもセットになってついてきます。
プリアンプだけ使いたい時には便利ですね。
プリセット
ここからはいつも通りプリセットを試していきます。
ギターに関わるプリセットがなかったので適当に自分で試してみます。
アコギにはVCAの方が合っているような気がしますね。
ドラム
次にドラムで試してみます。バイパスはこちら↓
デフォルトだとこんな感じ↓
プリセットを試していきます。
適当に自分でパラメーターを振ってみます。
ベース
まずバイパスはこちら↓
デフォルトだとこんな感じ↓
プリセットを試してみます。
こちらも自分でパラメーターを振ってみます。
FETもなかなかいい感じですね。
スネア
最後にスネアです。バイパスはこちら↓
デフォルトだとこんな感じ↓
プリセットを試していきます。
自分で適当に試してみます。
まとめ
パリッと元気な音になるプラグインかなと感じました。
APIの色ってそんな感じなんでしょうねと思わせる出来ですね。
VCAとFETの選択ができるのがありがたいです。
ショップサイトはこちら↓
Lindell Audioの記事はこちら↓
今月のプラグインセール情報をまとめてみました。
よかったら見ていってください。
コメント