今回はKiive Audioの「Complexx」について書いていこうと思います。
Complexx
60年代後半に使われたコンプレッサーと書いてありましたが詳細は不明です。
ただのコンプレッサーではなくエキスパンダーがついていますね。
とりあえず見ていきましょう。今回のバイパス↓
デフォルトだとこんな感じ↓
EXPANDER部
先にEXPANDERから見ようと思うのでCOMPRESSORのRATIOを1:1にしてリダクションが起きないようにします。
エキスパンダーは中段にあるEXP/OFF/GATEのトグルスイッチで動作を操作します。
エキスパンダーが動作する設定にしてみます。(RANGEは音がTHRESHOLD以下の時リダクションする音量を決めるパラメーターです)
なかなか効きのいいエキスパンダーのようですね。
次にGATEにしてみます。
GATEも扱いやすいような感じがします。
COMPRESSOR部
次にコンプレッサー部に移ります、適当にリダクションの効く設定にしてみます。
なかなか圧縮感が強いですね。次はRATIOを3:1に戻してATTACKを動かしてみます。
やはりATTACKが速いほど圧縮感が高まりますね。
PEAK LIMIT
中段にはPEAK LIMITがあり、ONだとコンプレッサーの後段、PRE. EMP.だとコンプレッサーの前段に配置されます。(多分)
その他
TONEという紫のつまみでHFまたはLFをかけることができます。
上部にあるWIDTHで左右の広がりを調整します。
THDはおそらく歪み成分に関わるパラメーターです。
OVSMPでオーバーサンプリングの設定ができます。
あとはステレオリンクやInput/Outputなどの基本的なパラメーターですね。
プリセット
ここからはプリセットを試していきます。
最後に自分で適当にパラメーターを振ってみます。
押しの強い音になったかなと思います。
スネア
スネアでも試してみます。まずバイパス↓
デフォルトだとこんな感じ↓
プリセットから試してみます。
適当にパラメーターを振ってみます。
バスドラム
バスドラムでも試してみます。まずバイパス↓
デフォルトだとこんな感じ↓
プリセットから試してみます。
自分で適当にパラメーターを振ってみます。
ベース
ベースでも試してみます。まずバイパス↓
デフォルトだとこんな感じ↓
ベース系のプリセットがないので自分で適当にパラメーターを振ってみます。
アコギ
最後にアコギで試してみます。まずバイパス↓
デフォルトだとこんな感じ↓
こちらもプリセットがないので自分で適当にパラメーターを振ってみます。
まとめ
圧縮感強めなコンプレッサーですね。
音をぎゅっとさせて迫力を出すのに向いているような気がします。
試していて、コンプレッサーだけだとやや音がのっぺりしてしまうのでエキスパンダーと併用するとちょうどいい感じになることに気がつきました。
パラメーターはシンプルですが意外と奥が深いかもしれませんね。
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