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United Plugins – FireEQについて

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今回はUnited Pluginsの「FireEQ」について書いていこうと思います。

FireEQ

やや珍しいアナログのグライコ風なUIをしたイコライザープラグインですね。

全体を見渡してみると独特なパラメーターが散見されます。

とりあえず順番に見ていきましょう。今回のバイパス↓

デフォルトだとこんな感じ↓

まず中央上の大きなつまみが3つ並んでいるところからみていきます。

DEPTHはDry/Wetのように働くそうですが微妙に異なっていて、イコライザーの位相シフトの関係上やや複雑な動きをするそうです。

↑DEPTH 50
↑DEPTH 0

DARK / BRIGHTは低音域と高音域のバランスを調整するつまみのようで、左に回せば低域が強調され高域が減衰します。右に回すとその逆です。

↑DARK / BRIGHT -100
↑DARK / BRIGHT -50
↑DARK / BRIGHT +50
↑DARK / BRIGHT +100

MAGICはマルチバンドコンプレッサーのようなものを動作させることによって各帯域のレベルを均一に近づけます。

↑MAGIC off
↑MAGIC 50

LOW CUTで低域をカットします。おそらくハイパスフィルターです。

↑LOW CUT FREQ 500 Hz

SIDE KILLでSIDEの低域をカットするようですが、今回はソースがモノラルなのであまり効果はないかと思います。

↑SIDEKILL 500 Hz

SLOPEでフィルターの勾配を決めます。

勾配を急にすればするほど低域をカットされやすくなりますがCPU負荷が上がり、不自然な音となるそうです。

↑FREQ 500 Hz SLOPE 48

LOW SHELFでローのブースト/カットを行います。(SHELFなのでFREQで指定した帯域以下が対象となります)

↑SHELF GAIN -16
↑SHELF GAIN +16

中央にはこのプラグインのメインであるグライコ部分があります。

帯域は100、200、400、800、1.6k、3.2k、6.4k、12kで固定となっています。

4つだけ試してみます。

↑200 -12
↑200 +12
↑800 -12
↑800 +12
↑1.6k -12
↑1.6k -12
↑6.4k -12
↑6.4k +12

下のSIDE/MIDは左に回すとSIDEに音が寄って右に回すとMIDに音が寄るつまみです。

ここだけステレオのソースで試してみようと思います。まずバイパス↓

デフォルトだとこんな感じ↓

SIDE/MIDを試していきます。

↑100 -4.00
↑100 +4.00
↑200 -4.00
↑200 +4.00
↑800 -6.00
↑800 +6.00
↑1.6k -6.00
↑1.6k +6.00
↑6.4k -8.00
↑6.4k +8.00
↑12k -8.00
↑12k +8.00

HIGH SHELFでハイのブースト/カットを行います。(SHELFなのでFREQで指定した帯域以上が対象となります)

↑HIGH SHELF -16
↑HIGH SHELF +16

パラメーターはこれで全てですね。

プリセット

ここからはプリセットを試していきます。

↑Acoustic brightener
↑Acoustic brightener 2
↑Acoustic dark

最後に自分で適当にパラメーターを振ってみます。

ドラム

次にドラムで試してみます。まずバイパス(上にあるものと同じです)↓

デフォルトだとこんな感じ↓

プリセットを試していきます。

↑Energize
↑Live kit 1
↑Live kit 2
↑Lo-Fi 1
↑Lo-Fi 2

最後に自分で適当にパラメーターを振ってみます。

ベース

ベースでも試してみようと思います。まずバイパス↓

デフォルトだとこんな感じ↓

プリセットを試していきます。

↑808 killer
↑Electric 1
↑Electric 2
↑Only sub
↑Tight Sub

最後に自分で適当にパラメーターを振ってみます。

ピアノ

最後にピアノでも試してみます。まずバイパス↓

デフォルトだとこんな感じ↓

プリセットから試していきます。

↑More Body 1
↑More Body 2
↑Wider 1
↑Wider 2
↑Wider 3

最後に自分で適当にパラメーターを振ってみます。

まとめ

真空管を3つ置いてあるUIにしているということは真空管によるサチュレーション効果を狙ったプラグインなのでしょうか。

なかなか暖かい音をしていますね。

パラメーターはSIDE/MIDのパラメーターが8バンドも用意されているのでMS処理に向いている構成をしているのかなと思います。

あとは、一番大きいつまみをしているDARK/BRIGHTがかなり大きな効果を発揮しているように感じました。

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