今回はZynaptiqの「PUNCH」について書いていこうと思います。
PUNCH
内部で複雑な処理を行ってくれるトランジェントシェイパーだそうです。
場合によっては100バンド以上での処理をすることもあるのだとか。
同じZynaptiqのINTENSITYと似たUIをしていますね。
とりあえず見ていきましょう。今回のバイパス↓
デフォルトだとこんな感じ↓
まず左にあるPUNCHでエフェクトの強度を設定します。
↑PUNCH +0.00
↑PUNCH +0.50
↑PUNCH +1.00
中央上のALGORITHMで処理の方法を替えます。
↑PUNCH +0.00 ALGORITHM SMOOTH
↑PUNCH +0.50 ALGORITHM SMOOTH
↑PUNCH +1.00 ALGORITHM SMOOTH
RELEASEで音を切るまでの時間を調整します。
↑PUNCH +1.00 RELEASE 0.00
↑PUNCH +1.00 RELEASE 0.50
↑PUNCH +1.00 RELEASE 1.00
中央にはBIAS CURVEというのがあり、周波数特性を変えることができます。
また、BIASでその適用度合いを調整することができます。
↑カーブの種類はこの7通り(OFFを含む)です
↑PUNCH +1.00 BIAS +1.00 BIAS CURVE PRESENCE
↑PUNCH +1.00 BIAS CURVE OFF
↑PUNCH +1.00 BIAS +1.00 BIAS CURVE SMOOTH BELL
↑PUNCH +1.00 BIAS +1.00 BIAS CURVE EQUAL LOUDNESS A
↑PUNCH +1.00 BIAS +1.00 BIAS CURVE EQUAL LOUDNESS B
↑PUNCH +1.00 BIAS +1.00 BIAS CURVE LINEAR TILT
↑PUNCH +1.00 BIAS -1.00 BIAS CURVE LINEAR TILT
↑PUNCH +1.00 BIAS +1.00 BIAS CURVE UPDOWN OPEN
↑PUNCH +1.00 BIAS -1.00 BIAS CURVE UPDOWN OPEN
CUSTOMでこのBIAS CURVEを自分で書くことができます。
PRESETSとCUSTOMの間上にある>はPRESETSのカーブをCUSTOM上で再現するボタンです。
↑PRESENSEをCUSTOMに持ってきた時の図
x2で全ての値を2倍に、/2で全ての値を半分にすることができます。
また、INVで値の+-を反転、CLRで全ての値を0に戻します。
適当にカーブを作ってみます。
↑PUNCH +1.00 BIAS +1.00 BIAS CURVE CUSTOM
SUBはサブオクターブなら1オクターブ下の音のことを意味するのですが、ここでは低域のブーストのことと捉えるのがよさそうです。
↑SUB +6.00 dB
↑SUB +12.00 dB
AIRは高域のブーストを調整します。
↑AIR +6.00 dB
↑AIR +12.00 dB
右上には簡易的なクリッパーと後段に最終的なアウトプットレベルの調整パラメーター(GAIN COMPENSATE)があります。
↑CLIPPER on
↑CLIPPER on OUTPUT GAIN 12.0
↑CLIPPER on OUTPUT GAIN 12.0 GAIN COMPENSATE -12.00 dB
プリセット
↑General Purpose
↑Instruments
↑Music Mastering
ここからはプリセットを試していきます。
↑Airy Detail (adjust BIAS)
↑BIAS Controls Mids
↑Basketball 1777
↑Clipper Crystal
↑Clipper Smooth
↑Dry Hi-Frq Snap Only
↑Dry Mid-Range Snap Only
↑Fat Silvery Thang
↑Maximum Epxansion
↑Silver Air (adjust BIAS)
↑Speech More Contour
↑Vinyl Snare Re-Vitalize
最後に自分で適当にパラメーターを振ってみます。
ドラム
次にドラムで試してみます。まずバイパス↓
デフォルトだとこんな感じ↓
プリセットから試していきます。
↑Drums El Puncho Smooth
↑A Little More Counter
↑Airy Snap Crystal
↑Blues-Jazz Countourer
↑Firmer Mids Crystal (adjust BIAS)
↑Punk Rock Presence
↑Slightly Bigger Crystal
↑Slightly Bigger Crystal
↑Sub-Thumper (adjust BIAS)
最後に自分で適当にパラメーターを振ってみます。
アコギ
アコギでも試してみます。まずバイパス↓
デフォルトだとこんな感じ↓
プリセットから試していきます。
↑Acoustic Git Air-Twang
↑General Purpose (adjust BIAS)
↑BIAS Control Mids
↑Clipper Crystal
↑Clipper Smooth
最後に適当にパラメーターを振ってみます。
ベース
最後にベースで試してみます。まずバイパス↓
デフォルトだとこんな感じ↓
プリセットから試していきます。
↑BIAS Controls Mids
↑Basketball 1177
↑Fat Silvery Thang
↑Silver Air (adjust BIAS)
最後に自分で適当にパラメーターを振ってみます。
まとめ
音をシャキッとさせるプラグインだと思います。
ややソースとの相性がありますが合えばいい効果を発揮するタイプなのではないでしょうか。
今回はアコギとあまり相性は良くなかったみたいですが他はおおよそ使えそうな感じがしました。
CPU負荷はALGORITHMによってかなり変わり、CRYSTALだと軽いのですがSMOOTHだとやや重たいです。
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