今回はLunacyの「BEAM」について書いていこうと思います。
BEAM
神秘的で美しいUIが目を引くプラグインですね。
中身はSpace(リバーブのようなもの)とGrain(ピッチシフターとディレイを複合したもの)とフィルターをルーティングできるものとなっています。
とりあえずみていきましょう。今回のバイパス↓
デフォルトだとこんな感じ↓
具体的には、下のAdd Nodesをクリックしてドラッグすると配置ができます。
並列につなぐポイントを増やすには、分岐させたいところにカーソルを合わせてドラッグを行います。
まずはSpace、Grains、Filterを一つずつみていきましょう。
Space
まず左下でリバーブの種類を決めるのですが、これがかなりたくさんのものが用意されています。
Stretchは再生速度を変更しサンプルし直します。
Predelayは音が入力されてからリバーブ音が発生するまでのタイムラグの調整です。
右のMix MotionはWet/Dryの比を右のMixで決めているのですが、これをLFOで動かせるようになっています。
まず、DepthでLFOの動く量を決めます。
Rateで動く速さを決めます。
PhaseはLFOの開始位置を動かすパラメーターです。
RandomはLFOの動きに不規則性を加えるパラメーターです。
SmoothでLFOの動きの角が滑らかになります。
Grains
特殊なディレイのモジュールです。
Rateはディレイのフィードバック量とディレイタイムを調整しているようです。
パラメーターを上げるとディレイの音数が増え、ディレイタイムが短くなります。(音の密度が上がったようになります)
すぐ上にRandというパラメーターをランダム化するものがあります。
右にあるSizeはディレイ音の粒の大きさを指定するもので、小さくすると音が途中でぶつ切りになります。
こちらもRandというランダム化するパラメーターがついています。
Shapeはエフェクト音にかかるVCAのカーブだそうです。
Pitchにより半音間隔でピッチシフトさせることができます。
Arpではアルペジエーターのように音程を段階的に変化させることができます。
中央にあるSprayはエフェクト音の現れるタイミングにランダム性を加えます。
Widthはエフェクト音が現れるLR幅の範囲を決めます。
Reverseでエフェクト音を逆再生させる割合を決めます。
Detuneでエフェクト音のピッチを揺らします。
右側にはDelayがあります。
Delayでディレイタイムを操作、Feedbackで返ってくる音の量を調整します。
ローパスフィルターとハイパスフィルターもついています。
Filter
Filter部は比較的シンプルでローパス、バンドパス、ハイパスの3つのカーブがあるのみとなっています。
Cutoffで帯域を、Qでカーブの勾配(というかほぼレゾナンス)を調整します。
Path
何もないところにはGainとPanを設定することができます。
分岐を作るとPath Aのように文字が割り振られます。
LFO
LFOが二つ用意されており、48種類のカーブが選べるほか、Phase、Random、Smoothによる調整ができるようになっています。
プリセット
ここからはプリセットを試していこうと思います。
アコギ
アコギでも試してみます。まずバイパス↓
デフォルトだとこんな感じ↓
プリセットから試していきます。
エレキギター
最後にエレキギターでも試してみます。まずバイパス↓
デフォルトだとこんな感じ↓
プリセットから試していきます。
まとめ
かなり音作りの幅が広いプラグインですね。
発想次第で幻想的なディレイ/リバーブから強烈なエフェクト音までカバーできそうです。
ただ、UIの処理にパワーを持っていかれるのかやや負荷は重め。
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