前回に引き続きイコライザーについてです。
前回は「イコライザーのカーブの種類」について解説しました。
(今回のところはあまり自信がないので間違っているかもしれません。)
パラメトリックイコライザーとは
前にも書きましたが、パラメトリックイコライザーというのは
Frequency(周波数)、GAIN(ブースト/カット)、Q(カーブの広さ)
のパラメーターをつまみで決めるタイプのイコライザーです。
アクティブタイプとパッシブタイプが存在しています。
アクティブタイプ
アクティブタイプのイコライザーはこんな感じになっています。
.............→→→トランジスタ等によりブースト/カット→→→→
.............↑ (特定帯域を抽出).............................................↓(原音とmix)
(in)→→→→→→→→→→→→→→→→→→→→→→→→→→→→→→(out)
ブーストとカットは可変抵抗のつまみで調整します。
長所としては
・周波数ごとにブースト/カットを細かく行える
・狙ったイコライジングがしやすい
といったところです。短所は
・一度特定帯域を分離させてから再度Mixするので位相がずれる
・電源を必要とする
といったものがあります。
グラフィックイコライザーはこちらにあてはまると思います。
パッシブイコライザー
パッシブイコライザーはこんな感じです。
.....................................→→→→→→→(可変抵抗)→→→→→→→(Earth)
.....................................↑ (特定帯域を抽出)..........................↓(またはMix)
(in)→→→(ブースト)→→→→→→→→→→→→→→→→→→→→→→→→(out)
パッシブイコライザーはブースト後に特定帯域を抽出し、
アースに落とすか原音に混ぜるかということしかしません。
10だとそのまま原音に混ぜて、つまみを絞ることで減らしていくだけです。
ベースを上げるにはベースをそのままで
ミドルとハイを下げれば相対的にベースが上がるという考え方です。
長所としては、
・ブーストが必要ないなら電源を必要としない
・減らすことしかしないので位相の崩れを少なくできる
短所は
・細かい調整には向かない
・パーツの質に影響されやすい
といったものがあります。
きちんとつくるとアクティブイコライザーよりもコストがかかるそうですが、
その分いい音のものが作れるそうです。
ギターのトーンつまみや昔からのギターアンプ(Fender,Marshall)なんかは
パッシブ式のものがほとんどですね。
次回
次回は特定帯域を抽出するコンデンサーとコイルについて書いていく予定です。
今月のプラグインセール情報をまとめてみました。
よかったら見ていってください。
コメント