今回はTokyo Dawn Recordsの「Limiter 6 GE」について書いていこうと思います。
![](https://i2.wp.com/sounds-detour.com/wp-content/uploads/2019/06/2019-06-29-18.47.11.png?fit=1024%2C671&ssl=1)
Limiter 6 GE
コンプレッサー、High Frequencyリミッター、クリッパー、PEAKリミッターが一体になったチャンネルストリップです。
とても多機能な割に値段は安めで5300円くらいとなっています。
セールだとさらに安くなることもあるようですね。
とりあえず順番に見ていきましょう。
先に今回のバイパス↓
コンプレッサー部分
パラメーターDRIVE、THRESHOLD、RATIO、ATTACK、RELEASE、MODE、DRY/WETとMODE以外はとくに特別なものはありませんね。
適当にパラメーターをいじってみました。
![](https://i0.wp.com/sounds-detour.com/wp-content/uploads/2019/06/2019-06-29-17.53.11.png?fit=1024%2C671&ssl=1)
MODEはAlpha、Sigma、Leveler、Novaの4つです。
![](https://sounds-detour.com/wp-content/uploads/2019/06/2019-06-29-23.32.19.png)
![](https://i2.wp.com/sounds-detour.com/wp-content/uploads/2019/06/2019-06-29-17.54.46.png?fit=1024%2C671&ssl=1)
こんな設定で4種類試してみました。
SigmaがしっとりとしていてLevelerがちょっと大きめな音像になる気がしますね。
Alphaが元気な感じでNovaはバランスがいい感じです。
最後に、NovaでDriveを上げてみました。
![](https://i2.wp.com/sounds-detour.com/wp-content/uploads/2019/06/2019-06-29-17.57.44.png?fit=1024%2C671&ssl=1)
ぎゅっとした感じになりますね。
HFリミッター部分
![](https://i1.wp.com/sounds-detour.com/wp-content/uploads/2019/06/2019-06-29-18.22.02.png?fit=1024%2C671&ssl=1)
ハイの部分のみリダクションがかかるリミッターですね。
![](https://sounds-detour.com/wp-content/uploads/2019/06/2019-06-29-18.23.11.png)
こちらもTypeがあり、Abs.とRel.が選べます。
Rel.にするとこんな感じ↓
ちなみにTHRESHOLDのパラメーターがRANGEに変わります。
RANGEをいじってみると
![](https://i1.wp.com/sounds-detour.com/wp-content/uploads/2019/06/2019-06-29-18.23.26.png?fit=1024%2C671&ssl=1)
やはりハイが抑えられますね。
このパラメーターはマニュアルによるとステレオの広がりにかかわっているようです。
クリッパー部分
![](https://i1.wp.com/sounds-detour.com/wp-content/uploads/2019/06/2019-06-29-18.38.28.png?fit=1024%2C671&ssl=1)
こちらもTYPEがB.WALL、OPEN、LF.CLIPの3種類あるのでためしてみました。
B.WALLはクリッピングがリダクションのように効いていますが、
OPENはわりとそんな感じはしませんね。
LF.CLIPはやはりローに効いているようです。
SEPARATIONというよくわからないパラメーターがありますね。
マニュアルによると高周波成分を分割するとか書いてありますが、
わかりにくいのでバイパスを変えて試してみます。
![](https://i0.wp.com/sounds-detour.com/wp-content/uploads/2019/06/2019-06-29-21.50.09.png?fit=1024%2C671&ssl=1)
パラメーターを上げると広域が若干減るような気がします。
PEAKリミッター部分
![](https://i1.wp.com/sounds-detour.com/wp-content/uploads/2019/06/2019-06-29-18.40.51.png?fit=1024%2C671&ssl=1)
DRIVEとTHRESHOLDはよくみるパラメーターですが、
FOCUSとRECOVERYはあまり見かけませんね。
マニュアルによると、FOCUSはピークリミッターの周波数依存性のバランスを操作するそうです。
FOCUSがプラスで中音域を優先し、
マイナスで低音域と高音域を優先するそうです。
これはMULTI B.を外すことで無効化できるようです。
RECOVERYはリダクションの速さとありますのでATTACKのことかもしれませんね。
その他、lookaheadで先読みを3種類から選べたり、
![](https://sounds-detour.com/wp-content/uploads/2019/06/2019-06-29-18.46.01.png)
B.WALLボタンでBLICKWALLモードを解除できたりします。
出力部分
![](https://i2.wp.com/sounds-detour.com/wp-content/uploads/2019/06/2019-06-29-18.46.47.png?fit=1024%2C671&ssl=1)
出力部分にもTRUE PEAKを制限できるパラメーターがあったり、
メーターのモードを切り替えるボタンがありますね。
まとめ
かなり多機能なチャンネルストリップですね。
なかなか実用的なものがまとまっているかなと思います。
また、順番を変えたりできるので使い方もかなりの組み合わせを作れる器用なプラグインかなと思います。
ショップサイトはこちら↓
Tokyo Dawn Records - TDR Limiter 6 GE
似たようなプラグインにEdelweiss‘72というものがあったりします。
今月のプラグインセール情報をまとめてみました。
よかったら見ていってください。
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