今回はSignum Audio「SKYE Clipper」について書いていこうと思います。
SKYE Clipper
シンプルなインターフェイスのクリッパーですね。
同じSignum AudioのBute Limiterととても見た目が似ています。
クリッパーと音の歪みについて知りたい方はこちらをどうぞ↓
とりあえずみていきましょう。バイパスはこちら↓
使い方
クリッパーとありますが使い方はコンプレッサーに近いです。
PRE GAINでクリップ回路(ほぼ歪み回路)への入力レベルを設定し、THRESHOLDで歪むレベルの天井を決めます。
POST GAINで最終的な音量レベルの決定ですね。
PRE GAINとPOST GAINはLINKボタンで逆に動くようにすることができます。(例えばPRE GAINを5.0dBにするとPOST GAINは-5.0dBに自動で設定される)
MIXでDry/Wet比を決めるのですが、これは左のDRY GAINでPRE GAINの設定をDRY音にも適用するかどうかを決めることができます。
これはMIXを0%にした時、DRY GAINがONならPRE GAINのブースト/カット量がDry音に反映された音が出力されますが、
OFFならPRE GAINの設定がどうなっていてもDry音の音量そのままで出力され実質的にバイパスと同じとなるということです。(ただしPOST GAINはDry音にも適用されます)
歪み回路の特性はTYPEで次の7種類から選択できます。
とりあえずHARDで歪ませてみます。
同じ設定で他を試してみます。
右上を見るとわかるように歪みのカーブとニー(あるいはエンベロープ)が変わっていますね。
なぜかBRIGHT SATURATORのみSOFTNESSというパラメーターが追加されているのでみていきましょう。
SOFTNESSのパラメーターはLEVEL 0~6までの範囲で設定することができます。
右上のカーブを見るとLEVELを上げるにつれなだらかに歪んでいくのがわかりますね。
パラメーターはこれで全てです。かなりシンプルですね。
プリセット
さていつも通りではありますがいくつかの設定を試してみようと思います。
自分で適当にパラメーターを振ってみました。
やや控えめな感じにしてみましたがいい感じに歪んでいるかなと思います。
エレキギター
プリセットにギターがあったのでギターで試してみようと思います。まずバイパス↓
デフォルトだとこんな感じ↓
プリセットから試してみます。
こちらも自分でパラメーターを振ってみます。
歪んだギターにさらに歪みを加えるのは正直どうかなと思いましたがなかなか刺激的な音になっていますね。
ドラム
最後にドラムバスです、バイパスはこちら↓
デフォルトはこちら↓
プリセットのMASTERから選んでいきます。
最後に適当にパラメーターを振ってみました。
思ってたより違和感がないですね
まとめ
比較的素直な特性を持ったクリッパーかなと思います。
クリッパーはそもそもかなり強烈に歪みを付加するものなので若干扱いづらいところもあるかもしれませんが、
歪みをガッツリ加えたい時に役立ちそうですね。
ショップサイトはこちら↓
今月のプラグインセール情報をまとめてみました。
よかったら見ていってください。
コメント