今回はSofutubeの「Widener」について書いていこうと思います。
Widener
名前の通り音を広げるタイプのプラグインです。
スマートなUIという印象がありますね。
とりあえずみていきましょう。今回のバイパス↓
広げ方にはCLASSIC、FREQ SPREAD、ROTATION、AMBIENCE、REFLECTIONSの5通りがあります。
それぞれ別々にみていきます。(尚、mono/stereoでインサートしてステレオ化してあります)
CLASSIC
Midのディレイ音をSideに加えることで広がりを出すモードだそうです。
AMOUNTはDry/Wetとほぼ同じ働きをしていてディレイ音の混ぜる割合を設定します。
SIZEはディレイタイムを設定するようです。
LOW FREQUENCYとHIGH FREQUENCYはディレイ音にかかるサイドチェインフィルターです。
FEQ SPLEAD
このモードはCLASSICと似ているそうですが、Midを遅らせてSideに混ぜるのではなくMidの位相を変えてSideに混ぜているとのこと。
FLIP SIDESはエフェクト音の左右反転です。
先ほどと同様、LOW FREQUENCYとHIGH FREQUENCYはエフェクト音にかかるサイドチェインフィルターです。
ROTATION
ROTATIONは位相の回転を利用して広げる方式だそうです。
EMPHASISは位相回転の中心周波数だそうです。
FLIP SIDESはエフェクト音の左右入れかえです。
AMBIENCE
AMBIENCEは位相を動かした短いリバーブのような動作をするそうです。
SIZEはアルゴリズム上での周波数に対する反応性の調整を行います。
こちらにも、LOW FREQUENCYとHIGH FREQUENCYの2つのサイドチェインフィルターがついています。
REFLECTIONS
REFLECTIONSはAMBIENCEと似ていますが若干のモジュレーションが加わっているらしいです。
SIZEは仮想空間の大きさを調整します。
こちらにも、LOW FREQUENCYとHIGH FREQUENCYの2つのサイドチェインフィルターがついています。
OUTPUT
こちらは下にある共通のパラメーターですが、WIDTH、MONO BASS、OUTPUTの3つが存在しています。
MONO BASSは低域のみをモノラル化するパラメーターです。(上限は2000Hzまで)
プリセット
ここからはプリセットを試していきます。
最後に自分で適当にパラメーターを振ってみます。
ドラム
ドラムでも試してみます。まずバイパス↓
デフォルトだとこんな感じ↓
プリセットから試していきます。
最後に自分で適当にパラメーターを振ってみます。
スネア
最後にスネアで試してみます。まずバイパス↓
デフォルトだとこんな感じ↓
プリセットから試していきます。
最後に自分で適当にパラメーターを振ってみます。
(マニュアルにモノラルのスネアにはROTATIONがおすすめと書いてあったのでROTATIONにしてみます)
まとめ
派手ではありませんが自然に広がりを表現してくれるプラグインだと思います。
おそらくですがそこまで極端な設定をしなければ位相の狂いも起こりにくいのではないでしょうか。
5種類それぞれの質も高いのでちゃんと使い所が見つかりそうですね。
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