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Sofutube – Widenerについて

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今回はSofutubeの「Widener」について書いていこうと思います。

Widener

名前の通り音を広げるタイプのプラグインです。

スマートなUIという印象がありますね。

とりあえずみていきましょう。今回のバイパス↓

広げ方にはCLASSIC、FREQ SPREAD、ROTATION、AMBIENCE、REFLECTIONSの5通りがあります。

それぞれ別々にみていきます。(尚、mono/stereoでインサートしてステレオ化してあります)

CLASSIC

↑デフォルト(ステレオ化)

Midのディレイ音をSideに加えることで広がりを出すモードだそうです。

AMOUNTはDry/Wetとほぼ同じ働きをしていてディレイ音の混ぜる割合を設定します。

↑AMOUNT 0 %
↑AMOUNT 100 %

SIZEはディレイタイムを設定するようです。

↑AMOUNT 100 % SIZE 1.0 ms
↑AMOUNT 100 % SIZE 20.0 ms

LOW FREQUENCYとHIGH FREQUENCYはディレイ音にかかるサイドチェインフィルターです。

↑AMOUNT 100 % LOW FREQUENCY 3000 Hz
↑AMOUNT 100 % HIGH FREQUENCY 1500 Hz

FEQ SPLEAD

↑デフォルト

このモードはCLASSICと似ているそうですが、Midを遅らせてSideに混ぜるのではなくMidの位相を変えてSideに混ぜているとのこと。

↑AMOUNT 0 %
↑AMOUNT 100 %

FLIP SIDESはエフェクト音の左右反転です。

↑SPLEAD AMOUNT 100 % FLIP SIDES On

先ほどと同様、LOW FREQUENCYとHIGH FREQUENCYはエフェクト音にかかるサイドチェインフィルターです。

↑AMOUNT 100 % LOW FREQUENCY 100 Hz
↑AMOUNT 100 % LOW FREQUENCY 10000 Hz
↑AMOUNT 100 % HIGH FREQUENCY 1500 Hz
↑AMOUNT 100 % HIGH FREQUENCY 20000 Hz
↑AMOUNT 100 % LOW FREQUENCY 100 Hz HIGH FREQUENCY 20000 Hz
↑AMOUNT 100 % LOW FREQUENCY 100 Hz HIGH FREQUENCY 20000 Hz FLIP SIDES On

ROTATION

↑デフォルト

ROTATIONは位相の回転を利用して広げる方式だそうです。

↑AMOUNT 50 %
↑AMOUNT 100 %

EMPHASISは位相回転の中心周波数だそうです。

↑AMOUNT 100 % EMPHASIS 1000 Hz
↑AMOUNT 100 % EMPHASIS 8000 Hz

FLIP SIDESはエフェクト音の左右入れかえです。

↑AMOUNT 100 % FLIP SIDES On

AMBIENCE

↑デフォルト

AMBIENCEは位相を動かした短いリバーブのような動作をするそうです。

↑AMOUNT 0 %
↑AMOUNT 100 %

SIZEはアルゴリズム上での周波数に対する反応性の調整を行います。

↑AMOUNT 100 % SIZE 0 %
↑AMOUNT 100 % SIZE 100 %

こちらにも、LOW FREQUENCYとHIGH FREQUENCYの2つのサイドチェインフィルターがついています。

↑LOW FREQUENCY 3000 Hz
↑HIGH FREQUENCY 1500 Hz

REFLECTIONS

↑デフォルト

REFLECTIONSはAMBIENCEと似ていますが若干のモジュレーションが加わっているらしいです。

↑AMOUNT 0 %
↑AMOUNT 100 %

SIZEは仮想空間の大きさを調整します。

↑AMOUNT 100 % SIZE 0 %
↑AMOUNT 100 % SIZE 100 %

こちらにも、LOW FREQUENCYとHIGH FREQUENCYの2つのサイドチェインフィルターがついています。

↑LOW FREQUENCY 3000 Hz
↑HIGH FREQUENCY 3000 Hz

OUTPUT

↑デフォルト

こちらは下にある共通のパラメーターですが、WIDTH、MONO BASS、OUTPUTの3つが存在しています。

↑WIDTH 0 %
↑WIDTH 200 %
↑WIDTH 300 %

MONO BASSは低域のみをモノラル化するパラメーターです。(上限は2000Hzまで)

↑MONO BASS 2000 Hz

プリセット

ここからはプリセットを試していきます。

↑Air and Width
↑Classic Wide
↑High Frequency Air
↑In the Studio
↑Leaving Space
↑Modern Pop Subtle Wide
↑Open Stage
↑Refocus
↑Room 1
↑Room 2
↑Side Boost

最後に自分で適当にパラメーターを振ってみます。

ドラム

ドラムでも試してみます。まずバイパス↓

デフォルトだとこんな感じ↓

↑デフォルト

プリセットから試していきます。

↑Mix Bus Widener
↑High Frequency Air
↑Refocus

最後に自分で適当にパラメーターを振ってみます。

スネア

最後にスネアで試してみます。まずバイパス↓

デフォルトだとこんな感じ↓

プリセットから試していきます。

↑High Frequency Air
↑In the Studio
↑Open Stage
↑Room 1
↑Room 2

最後に自分で適当にパラメーターを振ってみます。

(マニュアルにモノラルのスネアにはROTATIONがおすすめと書いてあったのでROTATIONにしてみます)

まとめ

派手ではありませんが自然に広がりを表現してくれるプラグインだと思います。

おそらくですがそこまで極端な設定をしなければ位相の狂いも起こりにくいのではないでしょうか。

5種類それぞれの質も高いのでちゃんと使い所が見つかりそうですね。

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