今回はBaby Audioの「Spaced Out」について書いていこうと思います。
Spaced Out
少し特殊なリバーブのようですね。
ぱっと見て、近未来感のあるすっきりとしたUIといった印象があります。
ちなみにこのUIは左上の太陽マークをクリックすることで色が変わります。
とりあえずみていきましょう。
今回のバイパス↓
デフォルトだとこんな感じ↓
WETを100%にしてみます。
UIは左に初期反射(ディレイ成分)と右に反響(テイル成分)が配置されています。
まず左の初期反射からみていきます。
ECHOES
この設定でエフェクト音は初期反射だけになるので音が捉えやすくなるかと思います。
ECHOESのUI中央には4✖️4のシーケンサーがあり、これにより初期反射を配置する方式となっています。
配置した初期反射は◯で表されますが、小さい○と大きな◯の2種類があり
小さい◯はハイカットされたような音量の小さい音が出力されるようです。」
上部のMODEではDAWのBPMに対して倍率がかけられるようになっています。
左下のINTENSITYにはSUSTAINとFEEDBACKの2つのパラメーターが含まれています。
SUSTAINはシーケンサーの後半にある音の音量を上げる(または下げる)というパラメーターだそうです。
FEEDBACKはディレイの回数を決めるパラメーターですね。
DIMENSIONで左右の広がり効果のオンオフを切り替えます。
ULTRA-WIDEにすると左右の広がり感が付与されます。
MOTIONは左右のパンニングを行うモードです。
TEXTUREは初期反射音に色付けを行うボタンです。
REVERSEはリバースディレイを有効にするボタンです。
FILTERにはハイパスフィルターとローパスフィルターの2つが含まれています。
SPACE
まず、この設定でエフェクト音はテイル音だけになるのでデフォルト音を確認できます。
上のPROGARMでリバーブの種類を設定できます。(デフォルトはMEDIUM SPACE)
中央の黄色い●を動かすことでLENGTH(リバーブの長さ)の調整と各種エフェクトの付与を行います。
PRE-DELAYでテイル音が出てくるタイミングを遅らせます。
STARDUSTはシマーリバーブの効果を付与します。
MELLOWはローパスフィルターとハイパスフィルターです。
CLEAN-UPはリバーブ密度を減らし軽い音にするパラメーターだそうです。(少し変化させたドライ音を混ぜているらしいです)
WIDTHは左右の広がりを調整します。
MIXER
中央にはMIXERがあり左右の音のレベルを調整するのですが、DUCKERなどもここに存在しています。
DUCKERはドライ音をトリガーにしてウェット音をリダクションするコンプレッサーです。
SYNCをオンにするとDAWのテンポの4分音符でダッキングが行われるようになります。
中央にLIFT-OFFというものがありますが、これが複数のエフェクト(EQ、MS処理、コンプレッション等)
を用いることでWET信号を強制的にDRY音に馴染ませるというものだそうです。
OUTPUTは出力レベルの設定ですね。
最後に、シグナルフローがマニュアルにあったので載せておきます。
プリセット
ここからはプリセットを試していこうと思います。
最後に自分で適当にパラメーターを振ってみます。
アコギ
アコギでも試してみます。まずバイパス↓
デフォルト(Wet 100%)だとこんな感じ↓
プリセットから試していきます。
最後に適当に自分でパラメーターを振ってみます。
まとめ
SPACEというだけあって幻想的なリバーブ音のようですね。
エフェクト類が充実しているので多彩な音作りを行うことができます。
UIは最初はとっつきにくいかもしれませんが慣れるのにはそこまで時間がかからないかと思います。
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