今回は「VCF」について解説していこうと思います。
前回は「オシレーター・シンク」について解説しました。
VCF
VCFというのはVoltage Controlled Filterの略です。
VCOとVCの部分は同じですね。
中身は何かと言うとフィルターなのでイコライザーとほぼ同じです。
主要パラメータはフィルターの形とFrequency(周波数)とResonance(共振)とです。
フィルターの形を選択し、Frequencyで帯域を動かして、Resonanceでフィルターの強度を決めます。
今回Toned-Maxでフィルターのおおよその形を書いて説明しますね。
フィルターの種類
フィルターの形には主に
ローパスフィルター(12dB/oct)
ローパスフィルター(24dB/oct)
ローパスフィルター(48dB/oct)
ハイパスフィルター
バンドパスフィルター
などがあります。
フィルターの種類はシンセサイザーそれぞれで多種多様なものがあるので
このフィルターの特性が各シンセサイザーの音の特徴の一部になっていることが多いですね。
Frequency
ちなみにノコギリ波の音を出しながらローパスフィルターのFrequencyを
つまみで動かしてみるとこんな感じです。
ふにゃ~としたシンセサイザーぽい感じになったかなと思います。
シンセサイザーの利点として、このフィルターの Frequencyを
パラメータやつまみでコントロールできるという特徴があります。
Resonance
次に Resonance についてです。
Resonanceとは共鳴という意味だそうですが、
VCFにおいてはフィルターを繰り返し何回通すかということを決めるパラメータです。
フィルターはおおよそカットする前の帯域が少しふくらんでいるのですが、
ここでResonanceを上げていくと
徐々にここの部分が相対的に強調されていきます。
さらに上げていくとフィルター部分だけで発振して音を出すようになります。
先程と同じようなことを Resonance を最大にしてやってみようと思います。
このように音がかなり変わっていることがわかるかなと思います。
まとめ
・VCFはイコライザーをほぼ同じ
・Frequencyで周波数を決める
・Resonanceでフィルターのフィードバック数を決める
次回は「VCA」について書いていこうと思います。
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よかったら見ていってください。
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