今回はArturiaの「Efx MOTIONS」について書いていこうと思います。
Efx MOTIONS
FILTER、NOISE、VOLUME、PAN、DRIVE、REPEAT/FXの6つのタブ分のエフェクトが含まれるプラグインですね。
それぞれをENVELOPで制御することができるようです。
とりあえずみていきましょう。今回のバイパス↓
デフォルトだとこんな感じ↓
FILTER
わかりやすくFILTER以外のエフェクトを切りました。上はその状態のデフォルトです。
この状態だとちょっと分かりにくいのでシーケンサー等を操作してエフェクトをかかりやすくしてみます。
定期的にフィルターがかかっているのがわかると思います。
選択可能なフィルターの数はかなり多めに用意されています。
いくつか試してみます。
Cutoffと書かれたつまみでフィルターの周波数を操作します。
その下にあるMotionでCutoffのつまみを動かすのですが、これ(Motionつまみ)はデフォルトだとSEQUENSER 3がコントロールするようになっています。
Dynamicsを左に回すと音が大きいときにCutoffが左に回り、右に回すとCutoffが右に動きます。
Resonanceはよく見るパラメーターでフィルターを通す回数ですね。これによりカットオフ周波数辺りの音が強調されます。
最後になってしまいましたが、エンベロープの形はかなりいじることができます。
x2を押すと拍子が半分になります。(4部音符が8部音符2つになる感じ)
もちろん上から正弦波などの基本的な波形を選択することもできます。
NOISE
ノイズを混ぜます。まず正弦波で試してみます。
ノイズの種類はかなり多様に用意されています。
いくつか試してみます。
VOLUME
VOLUMEは特に難しいところもなく好きな波形を当てはめるだけですね。
PAN
PANも特に難しいことはないですね。Widthをちょっと見てみましょう。
DRIVE
デフォルトだと歪みがかからないのでここでも正弦波を選択してみます。
歪みの種類は10通りのようです。
いくつか試してみます。
REPEAT / FX
このタブはBEAT REPEAT、とFX1、FX2のパネルがあります。
ROLL、REVERSE、PITCH、STRETCH、STOPの5つが縦に並んでいますね。
Rollは指定した間隔分音をミュートする項目のようです。Decayで音の途切れる時のエンベロープを設定します。
REVERSEは音を指定した割合で分割し、逆再生するというエフェクトです。
PITCHは下に動くピッチシフターで下がるエンベロープをDecayで指定します。
Stretchは演奏のリズムを保持しながらピッチを動かす項目だそうです。
Rhythmic(トランジェントの保持を優先)、Melodic(コード感の維持を優先)、Texture(サステインの長い楽器向け)の3種類があります。
STOPは再生速度を落とし音を止める役割をします。
1:1はステップが発生するたびに1回これが起こり、1:2は2回に1回、1:3は3回に1回、1:4は4回に1回、1:8は8回に1回です。
Curveで止まるエンベロープを設定します。指数関数の形(Exp)と直線(Linear)、対数関数の形(Log)があります。
FXは次の14種類が用意されています。
モジュレーション
下にはマクロが二つとモジュレーター(デフォルトではSEQUENCERが割り振られている)が3つあります。
モジュレーターはシーケンサーの他にFUNCTION(LFO)、RANDOM、ENV FOLLOWER(エンベロープモジュレーション)が用意されています。
プリセット
それではプリセットを試していこうと思います。
ドラム
次にドラムでも試してみようと思います。今回のバイパス↓
デフォルトだとこんな感じ↓
プリセットから試していきます。
まとめ
かなり多機能なMovement Shaperですね。
シーケンサーやLFOを用いてリズミカルなエフェクトがかけられるようになっています。
あまりの多機能さから使いこなすのはかなり大変かもしれませんが、プリセットが大量に用意されているのでそこから選ぶのがいいかもしれませんね。
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