今回はFM変調について解説していこうと思います。
前回は「VCO」について解説しました。↓
FM変調
FM変調のFMとはFrequency Modulationのことを指します。
直訳すると周波数を揺らすことですね。
減算式の考え方とは違い、音を加工するような効果になります。
ですが、最近では減算式シンセサイザーの
オシレーターの音作りの一部分になっているようなのでここで解説します。
シンセサイザーにおいてはVCOでVCOを揺らすということにより
FM変調を形作ります。
![](https://i2.wp.com/sounds-detour.com/wp-content/uploads/2018/12/75cc2efc1034ba7a8febaef8b552f41b.png?fit=840%2C63&ssl=1)
こんな正弦波があったとして、正弦波でFM変調をかけると
![](https://i1.wp.com/sounds-detour.com/wp-content/uploads/2018/12/970f5ab9de90db9f536c694d1d0831b9.png?fit=840%2C68&ssl=1)
こんな波形になります。
ちょっと説明がしにくいのですが、
これは正弦波を書く速さを正弦波のようにした感じですね。
波形が盛り上がっているところは揺らす正弦波が+のところなので書く速さに勢いがあって
波形が膨らんでいないところは揺らす正弦波が-なので書く速さに勢いがないイメージです。
というよりも、正弦波で振幅(音の大きさ)と
周波数を同時に揺らしていると考えても良いかもしれません。
正弦波をその他の波形で揺らした時の波形と音をおいておきます。
・三角波
![](https://i0.wp.com/sounds-detour.com/wp-content/uploads/2018/12/fb0ddeea7c8dac02910ade1ef2a093b0.png?fit=840%2C66&ssl=1)
・ノコギリ波
![](https://i1.wp.com/sounds-detour.com/wp-content/uploads/2018/12/ed92ecccb0923175e3fa4615ee76f9e6.png?fit=840%2C71&ssl=1)
・矩形波
![](https://i0.wp.com/sounds-detour.com/wp-content/uploads/2018/12/2d6e6ff3332e7207af93b7998f458e04.png?fit=840%2C66&ssl=1)
・ノイズ
![](https://i1.wp.com/sounds-detour.com/wp-content/uploads/2018/12/c4bb5f1e6c7a8ef839cf2d6b1d1ee419.png?fit=840%2C68&ssl=1)
こんな感じです。いろいろな組み合わせがあるので
なかなか悩むところですね。
次回
次回は「オシレーター・シンク」について解説しようと思います。
今月のプラグインセール情報をまとめてみました。
よかったら見ていってください。
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