今回はイコライザーのカーブについて書いていこうと思います。
前回は「イコライザーの分類と主なパラメータ」でした。
カーブの種類
イコライザーのカーブはいくつかの種類があります。
時によって使い分けていきましょう。
今回解説に使うToned-Maxは
Toned-Maxのカーブの種類
これだけのカーブの種類があります。代表的なものを解説していこうと思います。
ベル/ピーク
一般的なカーブの形です。
Frequencyで周波数を決め、Gainでブースト/カット
Qで山の広さを変えます。
ハイ/ローパスフィルター
ハイパスフィルターはハイだけを通すフィルターです。
ローを削る目的で使います。
Qを上げるとカットされる上の帯域が持ち上がります。
ハイパスフィルターは逆にローだけを通すのでハイを削ります。
Qを上げるとローパスフィルターと同様に削る直前が持ち上がります。
ロー/ハイシェルフ
ローシェルフは指定した帯域から下に作用します。
ブーストに使えばローブーストで、カットに使えばローカットと呼んだりもします。
Qを上げると指定した帯域の前後がカット/ブーストされるようになります。
こうすることによってブーストさせたい帯域を際立たせることができます。
PE 1Cのロー部分なんかはこうなっていますね。
ハイシェルフはローシェルフと逆に指定した帯域から上に作用します。
カットの方向で使った場合、ハイカットとなります。
Qを上げた場合も同じで指定した帯域の前後でカット/ブーストの形になります。
バンドパスフィルタ
指定した帯域以外をカットします。
古いラジオっぽい音になります。
チルト
あまり見ない形ですが、指定した帯域の前後でブースト/カットをするようです。
ノッチ
バンドパスフィルタと逆で指定した帯域をカットします。
ベル/ピークでも同じような形を作れますが、
こっちのほうが簡単に削れます。
Qを狭くするとより鋭く帯域をカットできます。
次回
イコライザーのカーブの形はおおよそこのくらいです。
話に出てきた時にわかるようにしておくと便利です。
次回はパラメトリックイコライザーについて書いていく予定です。
今月のプラグインセール情報をまとめてみました。
よかったら見ていってください。
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