今回はいつもバイパスとして使っているドラムトラックのミックスについて解説していこうと思います。

ドラムミックス
いつも自分がプラグイン等でバイパスに使っている音源は自分が録音したもです。
マイクの構成は
ハイタム、ロータム、フロアタム(3つ)
スネア(1つ)、バスドラム(2つ)、オーバーヘッド(2つ)
の8chで録音しています。

自分は LEWITT - DTP Beat Kit Pro 7 というマイクセットでドラム録音をしているのですが、
この中に入っている
Lewitt DTP640REX というバスドラム用のマイクには
ダイナミック部分とコンデンサー部分の2つがあります。
バスドラムが2chなのはこのためですね。
ちなみに録音した全てのプラグインをオフにした素の状態だと
こんな感じです。で、いろいろいじった結果、
こんな感じになりました。
このミックスがいい感じなのかどうかは自分でもよくわかりませんが、
一応今回のミックスについてどんなふうにやっていったのかをまとめておこうと思います。
タム

まず、タムはこんな感じにPanを振りました。(×になっているのは実験で作ったトラックなので意味はないです)
これらをバストラックに送り、

PE-1CでEQしてからCL 1B、VSC-2、bx_townhouse Buss Compressor
でまとめます。前まではVSC-2を2つ入れてましたが、
bx_townhouse Buss Compressorを後段にしたほうが音がまとまるので差し替えました。
VCA式コンプは両方とも薄くかけています。
スネア

スネアはほぼなにもしていなく、
PSPのFETpressorとBlack Box Analog Design HG-2をいれるだけです。
バスドラム

バスドラムはダイナミックマイク部分とコンデンサーマイク部分をバスでまとめてそちらにプラグインをいれます。

バスドラムは結構迷ったのですが、CL 1Bをいれてから
REDDIで音を太くして、FETpressorで音をまとめてTrue Ironで倍音を加えます
最後にEdelweiss‘72で調整します。
True Ironはあってもなくてもよかったかも・・・
オーバーヘッド

オーバーヘッドもバスドラム同様左右をステレオバスにまとめました。

PE-1Cを初段にいれてIvory4のコンプをうっすらと入れます。
それからToned-Maxでハイパスフィルターをかけます。

こんな感じです。さらにOMEGA 458Aで倍音を補強します。
なぜか2cAudioのPrecedenceとBreeze2.1が入っていますが、
これは実験的に入れたのがそのままになっていただけなのであまり大きな意味はないです。
そして最後にCenterOneでMid成分をカットします。

バストラック
バスドラム以外をまとめたもの

バスドラム以外をまとめたトラックを作り、VSC-2を2段がけします。
ここでも両方薄めにかけます。
マスタートラック

Pro toolsのマスタートラックはポストフェーダーになっているため、(参照↓)
後段にマスターバストラックを作るわけですが、
ここでBlack Box Analog Design HG-2を入れておきます
マスターバストラック

全部をまとめたバストラックにEdelweiss‘72、CenterOne、El Rey、Toned-Max、Bute Limiterを入れます。


最後にあるのはMetricABというアナライザーです。
そしてリバーブにSP2016をセンドリターンしておしまいです。
El Reyはおまけみたいなところがあります。かなり重たいのでなくてもいいかも。
ちなみにMetricABのDynamics画面はこんな感じです。

なぜか赤い線の前後でまとまっていますね。
まとめ
正直サチュレーション系を使いすぎてしまっている感がありますが
一応この形でミックスしてみました。
ちなみになんですが、今回のミックスはドラム単体で聴くことしか考えていないので
実際に曲中でのミックスとなるともっと大人しくする必要があるんじゃないかなと思います。
自分はミックスはそんなに経験がないので
このミックス下手だなと思う人もいるとおもいますが、
あくまで一例ということで。
今月のプラグインセール情報をまとめてみました。
よかったら見ていってください。
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