今回はMinimal Audioの「Morph EQ」について書いていこうと思います。
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Morph EQ
一見ただのグラフィックイコライザーに見えるのですが、
このイコライザーの本領はFrequencyを動かすための多彩なパラメーターにあります。
早速みていきましょう。今回のバイパス↓
一応ですがデフォルトの状態↓
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使い方
まず通常のグライコと同様にダブルクリックでEQポイントを作ります。
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カーブの種類は下の中から選択することができます。
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また、RLとMSを選択することもできます。
![](https://sounds-detour.com/wp-content/uploads/2022/09/6ea0c86db69d322060684072af91655c.png)
左にはアナライザーの縮尺選択とSERIES(直列)とPARALLEL(並列)の設定もありますね。
ここでcommand(Mac)またはctrl(Windows)を押しながらアナライザーをクリックするとEQポイントから線の伸びたポイントが現れます。
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この状態になるとMORPHパラメーターを回すことで赤の黒丸から白丸へFrequency(とGain)が動いていくようになります。
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これでMORPHをオートメーションで動かすとこんな感じになります。
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これだとただ周波数が行ったり来たりしているだけでオートワウみたいな挙動をしているだけですが、
Morph EQの場合はさらにカーブポイントを増やし複雑な変化を起こすことができます。
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さらにEQポインとを増やし同様にMORPHで動かすことができます。
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かなりぐちゃぐちゃに動かすことができますね。
さてここからはMORPHの右にあるパラメーターを見ていきます。
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SHIFTは全てのEQポイントのFrequencyをずらします。
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PINCHは-に回すと周波数の中央(多分685Hzあたり)から低いEQポイントはより低い方向(アナライザーだと左)へ進み
中央から高いEQポイントはより高い方向(アナライザーだと右)に進みます。
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+に回すと逆に周波数の中央(多分685Hzあたり)から低いEQポイントは中央方向(アナライザーだと右)へ進み
中央から高いEQポイントは中央方向(アナライザーだと左)に進みます。
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SPREADはRとLで周波数ポイントをずらすことで広がりを作ります。
+に回すと右が高くなり左が低く、-だと逆に動くそうです。
このパラメーターはSTEREOのEQポイントにしか作用しません。
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SCALEのみEQポイントのGAINに作用して、-200%〜+200%の範囲で倍率をかけることができます。(デフォルトは100%です)
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右下のQ+ボタンはADAPTIVE Qという機能でGAINを増やした時は狭いQに、
GAINを減らした時は広めなQに自動的に調節することである程度GAINに応じた出力になるようにしてくれるそうです。
(ちなみにQ+の上にあるヘッドホンのボタンはクリックしたEQポイントの帯域のみをリスニングするボタンです)
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そしてその下にある曲線が書いてあるボタンはSoft Clip Limiterだそうです。
オフ、弱めのリミッター、リミッター兼弱めのクリッパーの3段階を選ぶことができます。
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これで全てパラメーターに触れたかなと思います。
プリセット
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それではプリセットを試していきます。
今回、MORPHをオートメーションで動かすのですがこんなオートメーションで試そうかなと思います。
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それでは順番に試していきます。
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ベース
最後にベースでちょっと試してみます。まずバイパス↓
使用するオートメーションはこんな感じです↓
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最後に自分でシンプルではありますがエンベロープフィルターぽいのを作ってみました。
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割とそれっぽくなっているかなと思います。
まとめ
かなり色々なことができそうでおもしろいプラグインだなと思う一方で
オートメーションとの噛み合わせを考えないといけないのでかなり手間のかかるプラグインだなとも思いました。
使い手の発想が求めれられますね。
MORPHを動かすのがオートメーションしかないのでLFOをつけたりオートワウみたいに入力音量で動かす仕組みを追加するとより使いやすくなるかなと思いました。
(もっというとMORPH以外のパラメーターも動かせるとありがたいです)
DAWのテンポと同期する仕組みもあってもいいかもしれませんね。
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よかったら見ていってください。
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