今回はSoftubeの「Vocoder」について書いていこうと思います。
Vocoder
オレンジのポップな色合いのUIですね。
声をMIDIでの入力を用いてシンセのように扱うプラグインです。
とりあえずみていきましょう。今回のバイパス↓
デフォルトだとこんな感じ↓
このままだと音程が一定なのでMIDIでメロディーをなぞってみます。
右下のRESYNTHESIS CONTROLからみていきます。
EMPHASISはレゾナンスに相当するパラメーターのようです。
やや変化が分かりにくいですが、EMPHASISをあげた方が声の原型が分かりにくくなっていると思います。
SPECTRAL TILTは音源に反応する部分へ送る前にあるハイカットまたはローカットフィルターの設定です。
SHAPEはピッチが移行する速さを決めているようです。
BANDSは音の数を決めているようです。少ない方が滑らかではないロボットボイスっぽくなります。
中央左のCARRIER SYNTHに移ります。
まず左のOCTAVEでオクターブの音移動ができます。
TRANSPOSE CHORDはデフォルトでonとなっていますが、これが指定した調へ移調させていたようです。(Cは1度の意味で使われている模様)
onの時、最大6ヴォイスまで出力できるようです。
上のATTACKとDECAYはTRANSPOSE CHORDがoffの時に動作するパラメーターで、
ATTACKは音の立ち上がる時間を操作します。
DECAYは音が持続する長さを設定します。
DECAYの右のボタンで波形を選択します。
PWMでパルス幅を設定しますが、これは一番下の偏りのある矩形波でしか動作しないようです。
PITCH MODでヴィブラートをかけます。
MASTER TUNEで全体の音程を±1度の範囲で移動させます。
中央上のUNVOICEDに移ります。
SENSITIVTYで「s」、「t」、「th」などの破裂音に対する反応性を調整します。
VOLUMEではこの破裂音の音量を調整します。
FREEZEでは分析したフィルターの周波数状態をサンプリングするモードの選択をします。
MIDI NOTEではMIDIの入力に応じてサンプリングします。
その他1/1はDAWのテンポで1小節に1回、1/2なら1小節に2回といった感じです。
STEREO WIDTHは右に回すと奇数のバンドは右に、偶数のバンドは左に移動していくようです。(モノラルのトラックだと右に回すと偶数のバンドのみになっていきます)
PARALLEL BLENDでWet/Dry比の調整をします。
OUTPUT VOLUMEは出力レベルの調整ですね。
これでパラメーターは全てかと思います。
プリセット
パラメーターの解説はここまでとして、プリセットを試していこうと思います。
まとめ
なかなか強力なヴォコーダーだと思います。
ケロケロボイスを作るのに使えそうですね。
使ってみて、バンド数と波形の選択が重要なパラメーターのように感じました。
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