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Rhodes – THE RHODES V8 PROについて

シンセサイザー
シンセサイザー音源
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今回はRhodesの「THE RHODES V8 PRO」について書いていこうと思います。

THE RHODES V8 PRO

エレピの代表的なメーカーであるRhodesが公式に出しているエレピ音源です。

音源の総データ量も21.45 GBとかなり膨大なものとなっています。

とりあえず適当なフレーズを弾いてみました。

まずインターフェイスはデフォルトのMAINの他にSETUP、DETAILの2つがあります。

↑SETUP
↑DETAIL

MAINとDETAILはエフェクトを操作する上でセットになっているのでこの2つを種類別に見ていこうと思います。

PREAMP

まず左のPREAMPから。こちらのVOLUMEで音量を設定します。

ENVELOPEはEQUALIZERのMIDと関連していて組み合わせるとオートワウのように動作します。

↑ENVELOPE 10 MID GAIN +15 dB
↑ENVELOPE 10 MID GAIN -15 dB

DRIVEで歪みを加えます。

↑DRIVE 5
↑DRIVE 10

DETAIL画面にはアンプシュミレーターがあり、4種類のアンプ、2種類のマイクから選択することができます。

↑Rhodes Suitcase Condenser Mic
↑Rhodes Suitcase Dynamic Mic
↑Twin Condenser Mic
↑Twin Dynamic Mic
↑L5 Condenser Mic
↑L5 Dynamic Mic
↑Jazz Condenser Mic
↑Jazz Dynamic Mic

EQUALIZER

MAINには3バンドのイコライザーがあります。

↑LOW -15 dB
↑LOW +15 dB
↑MID GAIN -15 dB
↑MID GAIN +15 dB
↑HIGH -15 dB
↑HIGH +15 dB

ちなみにDETAILにもイコライザーがあり、4バンドが扱えるようになっています。

↑DETAILにPROFILE EQ

VARI-PAN

こちらに関しては前記事にしたものが埋め込まれている形になっているかと思います。

ですがせっかくなので軽く見ていこと思います。まず、デフォルトだとこんな感じ↓

右のWAVEでPANの波形を替えることができます。

↑ノコギリ波
↑三角波
↑正弦波

中央のつまみでRATE(内側のつまみ)とDEPTH(外側のつまみ)を調整します。

↑DEPTH 100 %
↑RATE 0.10 Hz
↑RATE 3.80 Hz

DETAILの画面ではSLEW(波形の形を変える)とSMOOTH(波形のつながりを滑らかにする)というパラメーターが存在します。

↑図でみるとこのように変化するそうです

↑SLEW 0.0 %
↑SLEW 100.0 %
↑SMOOTH 0.0 %
↑SMOOTH 100.0 %

COMP

COMPにはMAKEUP(出力レベル)とAMOUNT(おそらくレシオ)の2つがあります。

↑COMP AMOUNT 50 %
↑COMP AMOUNT 100 %

DETAIL画面ではTHRESHOLDのパラメーターが存在します。

↑THRESHOLD -15.0 dB
↑THRESHOLD +15.0 dB

CHORUS

↑デフォルト

CHORUSにはRATE(揺れの速さ)とDEPTH(揺れの大きさ)のパラメーターがあります。

↑DEPTH 0.000 ms
↑DEPTH 10.000 ms
↑RATE 0.20 Hz
↑RATE 20.00 Hz

DETAILにはDELAY(ディレイタイム)とPHASE(位相)、SPREAD(広がり)のパラメーターがあります。

↑DELAY 0.00 ms
↑DELAY 50.00 ms

↑SPREAD 2.500 ms
↑SPREAD 5.000 ms

↑PHASE 0 deg
↑PHASE 360 deg

PHASER

↑デフォルト

MAIN画面にはRATEとDEPTHのパラメーターがあります。

↑DEPTH 0 %
↑DEPTH 100 %
↑RATE 0.10 Hz
↑RATE 10.00 Hz

DETAIL画面にはRESONANCEとPHASE、SPREADがあります。

↑RESONANCE 0 %
↑RESONANCE 50 %
↑RESONANCE 100 %
↑SPREAD 50.0 %
↑SPREAD 100.0 %
↑PHASE 0 deg
↑PHASE 180 deg
↑PHASE 360 deg

DELAY

TIMEでディレイが返ってくる時間を決め、FEEDBで帰って来る回数を決めます。

TAP T.を使うことでタップのテンポをディレイタイムにすることもできます。

↑FEEDB 0 %
↑FEEDB 100 %
↑TIME 0.000 sec
↑TIME 4.000 sec

DETAILにはPREADとJITTERのパラメーターがあります。

↑SPREAD 2.500 ms
↑SPREAD 5.000 ms

JITTERはディレイタイムにランダム性を加えることでアナログ感を付与するものだそうです。

↑JITTER 0.0
↑JITTER 10.0

PINGPONGでディレイ音を左右に散らします。

↑PINGPONG

DETAIL

その他DETAILにあるパラメーターを見ていきます。

MAIN

TUNINGは音程を上下に動かします。

↑TUNING -50 cents
↑TUNING +50 cents

MECH NOISEはエレピ内で鍵盤がキーを叩くときのノイズなどの物理的な動作音の音量を操作します。

↑MECH NOISE +20.0 dB
↑MECH NOISE -50.0 dB

TIMBRE SHIFTはピックアップの位置調整みたいなもので低い値にすると中央寄りに、

高い値にすると端に寄った時のサウンドとなるようです。

↑TIMBRE SHIFT -12 semi
↑TIMBRE SHIFT +12 semi

VELOCITY

鍵盤を弾いた強さに対する反応をどうするか設定するパラメーターです。

具体的には次の図のようになるそうです。

この5パターンを試してみます。

↑CURVE -5.0 DEPTH 0 %
↑CURVE +5.0 DEPTH 100 %
↑CURVE +5.0 DEPTH 0 %
↑CURVE -5.0 DEPTH 100 %
↑CURVE -5.0 DEPTH 50 %

PEDAL

PEDALはその名の通りペダルを踏んだときの動作をコントロールします。

LEVELでエフェクト音の音量を操作し、INT VELでペダルが有効になる強さをコントロールします。

SETUP

この画面で鍵盤それぞれのパラメーターを設定します。

ここでは単音で試していこうと思います。

↑A音

上のピンク色のパラメーターは音量を操作するものです。

↑LEVEL +20 dB
↑LEVEL -20 dB

DAMPERはキーを抑える強度を設定します。

高い値にするとより強く固定し、低い値だと弱く固定します。

↑DAMPER -100 %
↑DAMPER +100 %

FINE TUNEは音程を上下に動かすパラメーターです。

↑FINE TUNE -25 ct
↑FINE TUNE +25 ct

TIMBREはピックアップの位置と距離を調整します。

↑TIMBRE -50
↑TIMBRE +50

マニュアルによるとAltキーでデフォルトの値に戻すことができるそうですが、MacだとAltキーは存在しないのでどうやって戻すのかいまいちわかりません。

左下のボタンでオンオフが設定できますが、すべてオフにするとエレピの内部の様子を見ることができます。

プリセット

ここからはプリセットを試していこうと思います。

↑Factry Default V8 Pro Default + Chorus

↑Factry Default V8 Pro Default + Compressor
↑Factry Default V8 Pro Default All EQ Boost
↑Artists Andrew Huang - Brook
↑Artists Andrew Huang - Waterfalls
↑Andy Kingslow - Rhodes In Space
↑Andy Kingslow - Sleepless In 78
↑Bill Laurance - Crystal Clear
↑Bill Laurance - On the Moon
↑JD73 - Lez Lee 1
↑Jake Sherman - Buttery Chords
↑Matt Cooper - 1981 Chorus Suitcase
↑Peter Gorges - Not In Love
↑Sanjay C - Cool Contrast
↑Sanjay C - Morning Road
↑Pure Rhodes Deep Voicing
↑Pure Rhodes Ideal & Shallow Voicing Mix
↑Pure Rhodes Ideal Voicing
↑Pure Rhodes Ideal and Deep Voicing Mix
↑Pure Rhodes Shallow Voicing
↑Classic Rhodes MK1 Suitcase '79
↑Classic Rhodes MK2 Stage 1980
↑Classic Rhodes MK2 Suitcase 1981
↑Classic Rhodes MK7 Active
↑Classic Rhodes MKV 1984
↑Classic Rhodes SmoothCase
↑Dirty & Amped Dirty JC MK2
↑Dirty & Amped Dirty Mk1 Twin
↑Dirty & Amped Dirty On The Corner
↑Dirty & Amped Dirty On The Radio
↑Dirty & Amped Dirty Rotary Rhodes
↑Mod & FX Egg Slicer
↑Mod & FX MKV + Chorus
↑Mod & FX Soft Echoes
↑Mod & FX Under The Sea
↑Experimental Alt Click Split
↑Experimental Basic-Alley
↑Experimental Fat Bass Sustain Chord Split
↑Experimental Fat Bass Lead The Way
↑Experimental Out Of Servise
↑Experimental Piano Bassist
↑Experimental Rhodes Upright Bass
↑Experimental The Melody On The Right

まとめ

RHODES公式が出しているだけあってとてもきれいな音をしていますね。

音作りの幅もとても広くプリセットも大量に用意されているのでエレピの音で困ることはないにではないでしょうか。

ただ、自分の環境だと立ち上げたあとしばらく動作が不安定なことがありますね。マシンパワーが必要なのかもしれません。

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機能の少ない下位バージョンもあります。

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